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Oracle® ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.7.0

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更新: 2017 年 3 月
 
 

圧縮レプリケーション

圧縮レプリケーション機能は、帯域幅に制限のあるソースとターゲットのサイト間で圧縮可能なデータをレプリケートするときのパフォーマンスを向上します。レプリケーションストリームは、ターゲットに送信される前に、現在の CPU 使用率およびネットワーク I/O スループットに基づく率で自動的に圧縮されます。そのあと、レプリケーションストリームは、レプリケーションターゲットで受信されるときに圧縮解除されます。データに圧縮可能ではない部分がある場合、その部分は圧縮が無効であるときと同様に送信されます。

明示的に圧縮を無効化しないかぎり、すべてのレプリケーションストリームが圧縮されます。たとえば WAN アクセラレータを介するなど、WAN 装置で圧縮を提供する場合、「レプリケーション圧縮の無効化 BUICLI」の手順に従って圧縮機能を無効にします。

レプリケーションの圧縮をサポートするには、ソースアプライアンスおよびレプリケーションターゲットにソフトウェアバージョン 2013.1.4.0 (またはそれ以降) が必要です。ターゲットのバージョンがそれ以前である場合は、ターゲットの名前の横に警告アイコン image:警告アイコンのイメージ が表示されます。レプリケーションターゲットを最小バージョンに更新する必要があります。

ソースアプライアンスでは、レプリケーションの進行状況バーの下で、レプリケーションのパフォーマンス統計を表示できます。

image:圧縮レプリケーションのパフォーマンスを示す画面イメージ