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Oracle® ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.7.0

印刷ビューの終了

更新: 2017 年 3 月
 
 

レプリケーションアラート

アラートは、次のいずれかのレプリケーションイベントが発生したときに通知されます。

  • 手動または定期レプリケーション更新が正常に開始または終了した (ソースとターゲットの両方)。

  • 管理者による明示的な取り消しを含め、いずれかのレプリケーション更新が失敗した (ソースとターゲットの両方)。

  • 同じアクションの別の更新がすでに進行中のため、定期レプリケーション更新が省略された。

  • 連続レプリケーションがはじめて開始したか、失敗したか、または失敗のあとに再開した。

  • レプリカ時間遅延が指定されたしきい値を超えた。

BUI でアラートを表示するには、「保守」>「ログ」>「アラート」に移動します。

CLI でアラートを表示するには、「maintenance logs」と入力してから「select alert」と入力します。「show」と入力してアラートを一覧表示します。

hostname:> maintenance logs
hostname:maintenance logs> select alert
hostname:maintenance logs alert> show

送信終了アラート

システムがターゲットへのレプリケーションを完了すると、BUI ウィンドウのいちばん上にアラートが表示され、最新のレプリケーション更新に関する統計が示されます。

image:複製解除されない送信終了アラートを示す図

CLI では、次の表に示すように、完了したレプリケーション更新が更新の統計に反映されます。

表 136  レプリケーション更新の統計 (CLI 読み取り専用)
プロパティー
説明
logical_bytes
ディスク上のデータが圧縮されておらず、その後も圧縮や複製解除が実行されない場合に、レプリケーション更新のデータストリームに含まれるバイト数。
phys_bytes
レプリケーションの複製解除またはレプリケーションデータストリームの圧縮の前の、内部のレプリケーションデータストリーム内のバイト数。
to_network
レプリケーションデータストリームの圧縮パイプラインがネットワークに配信したバイト数。これは、レプリケーションデータストリームの圧縮 (有効になっている場合) の影響を示します。
duration
レプリケーション更新を実行するために必要な合計時間。

これらのレプリケーション送信終了アラートは、システムのアラートログにも記録されます。

複製解除されたレプリケーションの終了アラート

複製解除されたレプリケーションストリームのアラートでは、追加の複製解除統計が提供されます。

表 137  複製解除されたレプリケーション更新の統計
プロパティー
説明
after_dedup
レプリケーションデータストリームの複製解除のあとの、内部のレプリケーションデータストリーム内のバイト数。
dd_table_build
レプリケーション更新の実際の転送の前に、複製解除テーブルの構築に費やされた時間。
dd_table_mem
複製解除テーブルによって消費されたメモリーの最大量。

レプリケーション統計の詳細は、複製解除されたレプリケーションを参照してください。