アプライアンスでは、ローカル構成 (テープドライブがアプライアンスに物理的に接続されている) およびリモート構成 (データが同じネットワーク上の別のシステムにストリーミングされる) の両方を使用したバックアップと復元をサポートしています。どちらの場合も、サポートされている DMA でバックアップを管理する必要があります。
ローカル構成では、サポートされているテープデバイス (ドライブとチェンジャー (ロボット) の両方を含む) は、サポートされている SCSI またはファイバチャネル (FC) カード (イニシエータモードで構成) を使ってシステムに物理的に接続されます。これらのデバイスは、NDMP のステータス画面に表示できます。DMA がデバイスを走査すると、NDMP サービスによってこれらのデバイスが DMA に提供されます。これらのデバイスを DMA で構成すると、アプライアンスまたは同じネットワーク上のほかのシステムのバックアップや復元にそれらを使用できるようになります。テープドライブまたはチェンジャーをシステムに追加したり、そのようなデバイスをシステムから削除したりしたあとで、変更が NDMP サービスで認識されるようにするには、リブートが必要な場合があります。その後、テープデバイス名が変わった可能性があるため、DMA の再構成が必要となる場合があります。
リモート構成では、テープデバイスはバックアップまたは復元の対象となるシステム (データサーバー) に物理的には接続されず、DMA が実行されているシステムまたは別個のシステム (テープサーバー) に接続されます。DMA がほかの 2 つのシステムを制御するため、これらは一般に「3 ウェイ構成」と呼ばれます。この構成では、データストリームは IP ネットワークを介してデータサーバーとテープサーバーの間で転送されます。