レプリケーションアクションのプロパティー
次の表で説明するように、BUI と CLI のレプリケーションアクションプロパティーは若干異なります。
表 130 レプリケーションアクションのプロパティー (BUI および CLI)
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ターゲット
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target
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レプリケーションのターゲットシステムを表す一意の識別子。このプロパティーは、アクションを最初に構成するときに指定し、編集はできません。
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プール
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pool
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このプロジェクトのレプリケーション先となるターゲット上のストレージプール。このプロパティーは、アクションを最初に構成するときに指定し、そのあとは表示されません。
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ターゲットプール
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target_pool
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このプロジェクトのレプリケーション先となるターゲット上のストレージプール。このプロパティーは、既存のレプリケーションアクションを編集するときに表示されます。
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電源アイコン
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enabled
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有効 (CLI では true) になっている場合は、レプリケーション更新を送信できます。無効 (CLI では false) になっている場合、電源アイコン 
は強調表示されず、レプリケーション更新を送信できません。
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エクスポートデータパス
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export_path
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nfs:// server/ path の形式を使用して、このアクションの NFS シェアへのパスを指定します。このプロパティーは、レプリケーションストリームを NFS サーバー上のファイルにエクスポートします。このファイルはリモートターゲットサイトに物理的に移動してから、レプリケーションターゲットにインポートできます。手順は、「オフラインレプリケーションの作成」 BUI、 CLIを参照してください。
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帯域幅の制限
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max_bandwidth
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このレプリケーション更新の最大速度を指定します (ネットワーク上で 1 秒あたりに転送されるデータ量で表す)。レプリケーション更新中にこのプロパティーを変更すると、ただちに有効になり、最初のレプリケーション更新中に帯域幅を制限できます。
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SSL 暗号化の有効化
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use_ssl
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設定した場合、SSL を使用してワイヤ上のデータを暗号化します。この機能を使用すると、アクション単位のレプリケーションのパフォーマンスに影響することがあります。
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圧縮の無効化
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compression
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レプリケーションストリームは、デフォルトで圧縮されます。圧縮が別の方法 (WAN アクセラレータなど) で提供される場合は無効にします。詳細は、 圧縮レプリケーションを参照してください。
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複製解除の有効化
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dedup
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スナップショットを含める
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include_snaps
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クローン元をデータとして含める
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include_clone_ origin_as_data
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ターゲットのレプリケーションパッケージの外部にあるシェアからクローンが作成された各シェアのレプリケーションを制御します。クローンの元のスナップショットのデータの完全なコピーをクローンのレプリカに挿入するには、このオプションを選択します。このオプションを選択解除すると、外部の元のスナップショットから作成されるクローンは、レプリケーションターゲットのプールにあるクローンの元のスナップショットのレプリカとストレージを共有します。ストレージを共有すると領域が節約されますが、レプリケーションターゲットに外部のクローンの元のスナップショットが含まれていない場合、クローンのレプリケーションに失敗します。詳細については、 レプリケーションパッケージまたはシェアのクローニングを参照してください。
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回復ポイント目標 [_] 時間の単位
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recovery_point_ objective
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障害またはメジャーな停止の場合の、最大許容データ損失量を指定します。回復ポイント目標 (RPO) は、日、時間、分、または秒として指定できます。このプロパティーは、レプリケーションアクションを作成または編集するときに設定します。このプロパティーは、レプリカ遅延警告およびエラーアラートと組み合わせてのみ使用されます。
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回復ポイント目標のレプリカ遅延警告アラート [_] %
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replica_lag_warning_ alert
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RPO の割合として表される制限を指定します。レプリカ遅延が指定された制限を超えたときに、ソースアプライアンスがマイナーなアラートを生成します。レプリカ遅延がこの値を下回ると、マイナーなアラートでレプリカ遅延が警告制限内であることが示されます。
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回復ポイント目標のレプリカ遅延エラーアラート [_] %
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replica_lag_error_ alert
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RPO の割合として表される制限を指定します。レプリカ遅延が指定された制限を超えたときに、ソースアプライアンスがメジャーなアラートを生成します。レプリカ遅延がこの値を下回ると、マイナーなアラートでレプリカ遅延がエラー制限内であることが示されます。
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更新頻度: 定期または連続
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連続 (True または False)
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スケジュール
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スケジュール
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スナップショット
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autosnaps
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BUI: レプリケーションアクションの「スナップショット」サブタブには、構成された自動スナップショットのスケジュールが表示されます。ここで、ターゲット上に保持されるスナップショットの数を変更できます。
CLI: 自動スナップショット保持の設定は、子ノード autosnaps から構成されます。詳細は、次の表を参照してください。
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次の表では、レプリケーションアクションの CLI 子ノードについて説明します。
表 131 レプリケーションアクションの子ノード (CLI のみ)
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autosnaps
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サブノード automatic で、自動的にスケジュールされたスナップショット。レプリケーションパッケージ用に保持されるスナップショットの数を変更するには、個々の automatic ノードを選択し、keep プロパティーを変更します。
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stats
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最新のレプリケーション更新に関する統計と、このレプリケーションアクションの有効期間にわたって累積された統計。統計は、レプリケーション更新の完了後に更新されます。
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次の表では、CLI で読み取り専用のレプリケーションアクションのプロパティーについて説明します。
表 132 レプリケーションアクションのプロパティー (CLI 読み取り専用)
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id
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レプリケーションアクションの一意の識別子。この識別子は、select id=<uniqueid> の構文を使用して、アクションまたはそれに関連付けられたレプリケーションパッケージを選択するために使用できます。
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origin_pkg_id
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レプリケーションパッケージが逆向きにされたときにこのアクションが作成されたその元のパッケージの一意の識別子。起点のパッケージ識別子は、最初の成功したレプリケーション更新が完了したあとに表示されます。
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target_id
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このレプリケーションアクションのターゲットを記述するレプリケーションターゲットオブジェクトの一意の識別子。
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bytes_sent
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レプリケーションターゲットに送信されたバイト数。
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estimated_size
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レプリケートするデータの推定サイズ。
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estimated_time_left
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レプリケーション更新の完了までの残りの推定時間。
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average_throughput
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レプリケーションの平均スループットを示します。
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state
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レプリケーションが進行中であるかどうかを示します。値は sending または idle です。
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state_description
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レプリケーションの進行状況に関する詳細を指定します。各種の状態は次のとおりです。
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レプリケーションターゲットに接続中
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ターゲットからチェックポイントの受信中
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更新サイズの推定中
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複製解除テーブルの作成中
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更新の送信中
複製解除テーブルの作成中状態は、プロジェクトまたはシェアの複製解除が有効になっている場合にのみ表示されます。
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export_pending
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エクスポートが保留中かどうかを示します。値は true または false です。
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offline
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レプリケーション更新がオフラインであるかどうかを示します。値は true または false です。
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next_update
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次の試行が行われる日時。この値は、日付 (定期更新の場合)、Sync now または continuous になります。
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replica_lag
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hh:mm:ss の形式での現在のレプリカ遅延。
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replica_data_timestamp
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最後に成功した更新で使用されたスナップショットの作成時間。
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last_sync
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最後に更新が正常に送信された時間。ブート以降に更新が正常に送信されていない場合、この値は不明になることがあります。
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last_try
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最後に更新が試行された時間。ブート以降に更新の送信が試行されていない場合、この値は不明になることがあります。
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last_result
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最後の更新の結果。値は success または failed です。
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replica_lag_over_warning_limit
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レプリカ遅延が、recovery_point_objective および replica_lag_warning_alert しきい値の組み合わせによって指定された警告上限を超えた場合は true。
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replica_lag_over_error_limit
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レプリカ遅延が、recovery_point_objective および replica_lag_error_alert しきい値の組み合わせによって指定されたエラー上限を超えた場合は true。
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