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Oracle® ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.7.0

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更新: 2017 年 3 月
 
 

ワークフローのパラメータについて

入力に従って動作しないワークフローのスコープは限られます。有効に使用するには、多くのワークフローをパラメータ化する必要があります。これを行うには、グローバルな workflow オブジェクトに parameters メンバーを追加します。この parameters メンバーがさらに、パラメータごとにメンバーを持つことが想定されるオブジェクトになっています。各 parameters メンバーには、次のメンバーが必要です。

表 140  必須のワークフローパラメータメンバー
必須メンバー
タイプ
説明
label
文字列
ワークフローパラメータの入力を飾るためのラベル
type
文字列
ワークフローパラメータの型

type メンバーは、次の型のいずれかに設定されている必要があります。

表 141  ワークフローのメンバー型名
型名
説明
Boolean
ブール値
ChooseOne
いくつかの指定された値のいずれか
EmailAddress
電子メールアドレス
File
アプライアンスに転送されるファイル
Host
有効なホスト (名前またはドット区切り 10 進数のどちらか)
HostName
有効なホスト名
HostPort
有効な、使用可能なポート
Integer
整数
NetAddress
ネットワークアドレス
NodeName
ネットワークノードの名前
NonNegativeInteger
0 以上の整数
Number
任意の数値 (浮動小数点を含む)
Password
パスワード
Permissions
POSIX アクセス権
Port
ポート番号
Size
サイズ
String
文字列
StringList
文字列のリスト
使用例 20  2 つのパラメータを使用するワークフロー

指定された型に基づいて、ワークフローの実行時に適切な入力フォームが生成されます。たとえば、ビジネス単位の名前 (プロジェクトとして使用される) と、シェアの名前 (シェア名として使用される) の 2 つのパラメータを持つワークフローを次に示します。

var workflow = {
       name: 'New share',
       description: 'Creates a new share in a business unit',
       parameters: {
               name: {
                       label: 'Name of new share',
                       type: 'String'
               },
               unit: {
                       label: 'Business unit',
                       type: 'String'
               }
       },
       execute: function (params) {
               run('shares select ' + params.unit);
               run('filesystem ' + params.name);
               run('commit');
               return ('Created new share "' + params.name + '"');
       }
};

このワークフローをアップロードして実行すると、シェアとビジネス単位の名前を入力するためのダイアログボックスが表示されます。シェアが作成されると、それを示すメッセージが生成されます。