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Oracle® ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.7.0

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更新: 2017 年 3 月
 
 

ファイルシステムのプロパティー


注 -  CLI で、get コマンドを使用して、すべてのプロパティーの一覧を表示します。
表 113  ファイルシステムのプロパティー
BUI の場所
BUI 名
CLI 名
プロパティータイプ
説明
ファイルシステムを作成
プロジェクト
select project_name
--
ファイルシステムがパラメータ設定を継承するために使用するプロジェクトを定義します。デフォルトのプロジェクトを選択することもできます。
名前
filesystem
--
ファイルシステムの名前を定義します。
データ移行ソース
shadow
作成時間
データを移行する場合のソースの場所を表示します。
ユーザー
root-user
ファイルシステムローカル
ルートディレクトリの所有者を指定します。
グループ
root_group
ファイルシステムローカル
ルートディレクトリのグループを指定します。
「アクセス権」または「Windows のデフォルトのアクセス権を使用」
root_permission
ファイルシステムローカル
ルートディレクトリに対する標準の UNIX アクセス権または Windows のデフォルトのアクセス権を指定します。
マウントポイントを継承
--
--
選択した場合、マウントポイントが継承されることを指示します。
マウントポイント
mountpoint
継承
ファイルシステムのエクスポートに使用されるパスを制御します。詳細は、マウントポイントを参照してください。
非 UTF-8 を拒否
utf8only
作成時間
すべてのファイルシステムおよびディレクトリに対して UTF-8 エンコーディングを強制的に適用します。詳細は、非 UTF-8 を拒否を参照してください。
大文字と小文字の区別
casesensitivity
作成時間
ディレクトリ検索で大文字と小文字を区別するどうかを制御します。詳細は、大文字と小文字の区別を参照してください。
正規化
normalization
作成時間
ファイルシステムおよびディレクトリで実行される Unicode 正規化がある場合に、それを制御します。詳細は、正規化を参照してください。
暗号化
暗号化
継承
暗号化タイプを定義します。詳細は、暗号化鍵の管理を参照してください。
鍵を継承する
--
--
選択した場合、暗号化鍵が親プロジェクトから継承されることを指示します。
継承
特定のローカル鍵または OKM 鍵を設定し、鍵が親プロジェクトから継承されない場合に使用されます。
鍵名
keyname
静的
鍵を識別します。
「一般」-「領域の使用」-「データ」
割り当て制限
quota
スペース管理
特定のエンティティーで消費できる領域の量に対する制限を設定します。
割り当て制限/スナップショットを含める
quota_snap
スペース管理
スナップショットを含む特定のエンティティーで消費できる領域の量に対する制限を設定します。
予約
reservation
スペース管理
特定のエンティティーで消費できる領域の確保を表します。
予約/スナップショットを含める
reservation_snap
スペース管理
スナップショットを含む特定のエンティティーで消費できる領域の確保を表します。
「一般」-「領域の使用」-「ユーザーとグループ」
ユーザーとグループ
--
--
ユーザーまたはグループあるいはその両方を指定します。
使用状況
--
--
ユーザーまたはグループあるいはその両方が使用するデータの量を表示します。
割り当て制限
quota
スペース管理
特定のエンティティーで消費できる領域の量に対する制限を設定します。
「一般」-「プロパティー」(プロジェクトから継承)
マウントポイント
mountpoint
継承
ファイルシステムのエクスポートに使用されるパスを制御します。詳細は、マウントポイントを参照してください。
読み取り専用
readonly
継承
ファイルシステムの内容を読み取り専用にするかどうかを制御します。詳細は、読み取り専用を参照してください。
読み取り時のアクセス時間の更新
atime
継承
ファイルのアクセス時間を読み取り時に更新するかどうかを制御します。詳細は、読み取り時のアクセス時間の更新を参照してください。
ブロック不可の必須ロック
nbmand
継承
SMB ロックのセマンティクスを POSIX セマンティクスよりも優先するかどうかを制御します。詳細は、ブロック不可の必須ロックを参照してください。
データ複製解除 (警告)
dedup
継承
データの重複コピーを削除するかどうかを制御します。詳細は、データ複製解除を参照してください。
データ圧縮
compression
継承
ディスクに書き込む前にデータを圧縮するかどうかを制御します。詳細は、データ圧縮を参照してください。
チェックサム
checksum
継承
データブロックに使用するチェックサムを制御します。詳細は、チェックサムを参照してください。
デバイス使用をキャッシュ
secondarycache
継承
シェアにキャッシュデバイスを使用するかどうかを制御します。詳細は、デバイス使用をキャッシュを参照してください。
同期書き込みバイアス
logbias
継承
同期書き込みを処理するときの動作を制御します。詳細は、同期書き込みバイアスを参照してください。
データベースレコードサイズ
recordsize
継承
ファイルシステムに格納するファイルの推奨ブロックサイズを指定します。詳細は、データベースレコードサイズを参照してください。
追加レプリケーション
copies
継承
ストレージプールの冗長性に加え、各ブロックのコピーをいくつ保存するかを制御します。詳細は、追加レプリケーションを参照してください。
ウイルススキャン
vscan
継承
ファイルシステムに対してウイルススキャンを行うかどうかを制御します。詳細は、ウイルススキャンを参照してください。
破棄の防止
nodestroy
継承
シェアまたはプロジェクトが設定されるときに破棄されないようにします。詳細は、破棄の防止を参照してください。
所有権の変更の制限
rstchown
継承
所有権を制御し、ファイルシステムごとまたはプロジェクトごとにオフにできます。詳細は、所有権の変更の制限を参照してください。
「一般」-「カスタムプロパティー」(プロジェクトから継承)
--
custom
--
必要に応じてカスタムプロパティーを追加して、ユーザー定義のタグをプロジェクトとシェアに添付できます。
「プロトコル」-「NFS」
NFS
sharenfs
継承
NFS プロトコルのプロパティー設定と値については、NFS プロトコルのプロパティーに記載されています。
「プロトコル」-「NFS 例外」
全体的なシェアモードに対する例外は、クライアントごと、またはクライアントの集まりごとに定義できます。詳細は、NFS シェアモードの例外を参照してください
「プロトコル」-「SMB」
SMB
sharesmb
継承
SMB プロトコルのプロパティー設定と値については、SMB プロトコルのプロパティーに記載されています。
「プロトコル」-「SMB 例外」
全体的なシェアモードに対する例外は、クライアントごと、またはクライアントの集まりごとに定義できます。SMB プロトコルのシェアモード例外を参照してください。
「プロトコル」-「シェアレベル ACL」
タイプ
--
--
ACL のタイプを指示します。
ターゲット
--
--
ACL のターゲットを指示します。
アクセス
--
--
ACL アクセスが許可または拒否されるかを指示します。
アクセス権 : 継承
--
--
ACL に対する標準の UNIX アクセス権を指定します。
「プロトコル」-「HTTP」(プロジェクトから継承)
シェアモード
sharedav
継承
シェアが読み取り専用か、読み取り/書き込みに使用できるか、どちらにも使用できないかを決定します。CLI では、「on」は「rw」の別名です。
「プロトコル」-「FTP」(プロジェクトから継承)
シェアモード
shareftp
継承
シェアが読み取り専用か、読み取り/書き込みに使用できるか、どちらにも使用できないかを決定します。CLI では、「on」は「rw」の別名です。
「プロトコル」-「SFTP」(プロジェクトから継承)
シェアモード
sharesftp
継承
シェアが読み取り専用か、読み取り/書き込みに使用できるか、どちらにも使用できないかを決定します。CLI では、「on」は「rw」の別名です。
「プロトコル」-「TFTP」(プロジェクトから継承)
シェアモード
sharetftp
継承
シェアが読み取り専用か、読み取り/書き込みに使用できるか、どちらにも使用できないかを決定します。CLI では、「on」は「rw」の別名です。
「アクセス」-「ルートディレクトリアクセス」
ユーザー
root_user
ファイルシステムローカル
ルートディレクトリの所有者を指定します。
グループ
root_group
ファイルシステムローカル
ルートディレクトリのグループを指定します。
アクセス権
root_permissions
ファイルシステムローカル
ルートディレクトリに対する標準の UNIX アクセス権を指定します。
「アクセス」-「ACL の動作」(プロジェクトから継承)
モード変更時の ACL 動作
aclmode
継承
モード変更リクエストが既存の ACL と対話する方法を制御します。
ACL 継承動作
aclinherit
継承
新しいファイルまたはディレクトリが既存の ACL 設定を親ディレクトリから継承する方法を制御します。
「アクセス」-「ルートディレクトリ ACL」
タイプ
--
--
ACL のタイプを指示します。
ターゲット
--
--
ACL のターゲットを指示します。
アクセス
--
--
ACL アクセスが許可または拒否されるかを指示します。
アクセス権 : 継承
--
--
ACL に対する標準の UNIX アクセス権を指定します。
「スナップショット」-「プロパティー」(プロジェクトから継承)
.zfs/スナップショット表示
snapdir
継承
ファイルシステムのルートの .zfs/snapshot にあるファイルシステムのスナップショットにデータプロトコルを介してアクセスできるかどうかを制御します。
定期スナップショットラベル
snaplabel
継承
ユーザー定義のラベルを各定期スナップショットに追加し、デフォルトは空白です。
「スナップショット」-「スナップショット」
名前
--
--
スナップショットの名前を指定します。
作成
--
--
スナップショットが作成される日時を指定します。
一意
--
--
スナップショットで使用されている一意の領域の量を指示します。
合計
--
--
スナップショットで参照されている領域の合計量を指示します。これは、スナップショットが作成された時点のファイルシステムのサイズを表します。データブロックは書き換えられるため、どのスナップショットも理論上はこの合計サイズに等しい量の領域を使用する可能性があります。
クローン
--
--
スナップショットのクローンの数を示します。
「スナップショット」-「スケジュール」
頻度
frequency
作成時間
スナップショットを作成する頻度を指示します。
最大保持時間
keep
作成時間
スナップショットの保持ポリシーを制御します。
「レプリケーション」(プロジェクトから継承)/新しいアクションの作成
ターゲット
target
継承
レプリケーションのターゲットシステムを識別します。
プール
pool
継承
プロジェクトのレプリケーション先となるターゲット上のストレージプールを指定します。
エクスポートデータパス
export_path
継承
エクスポートデータパスを指示します。
帯域幅の制限
max_bandwidth
継承
このレプリケーション更新の最大速度を指定します (ネットワーク上で 1 秒あたりに転送されるデータ量で表す)。
SSL 暗号化の有効化
use_ssl
継承
SSL を使用してワイヤ上でデータを暗号化するかどうかを制御します。
圧縮の無効化
compression
継承
圧縮を有効にするか無効にするかを制御します。
スナップショットを含める
include_snaps
継承
レプリケーションの更新にレプリケーション以外のスナップショットを含めるかどうかを制御します。
ターゲットでユーザーのスナップショットを保持する
retain_user_snaps_ on_target
継承
設定した場合、レプリケーションターゲット上にあるユーザー生成のスナップショットを保持します。無効化されるまでターゲット上のスナップショットを保持し続けます。
クローン元をデータとして含める
include_clone_ origin_as_data
継承
ターゲットのレプリケーションパッケージの外部にあるシェアからクローンが作成された各シェアのレプリケーションを制御します。
回復ポイント目標
recovery_point_ objective
継承
障害またはメジャーな停止の場合の、最大許容データ損失量を指定します。
レプリカ遅延警告アラート
replica_lag_warning_ alert
継承
マイナーなアラートが生成されるときに、RPO の割合として表される制限を指定します。
レプリカ遅延エラーアラート
replica_lag_error_ alert
継承
メジャーなアラートが生成されるときに、RPO の割合として表される制限を指定します。
更新頻度
continuous
継承
このアクションが連続してレプリケートされるか、手動でレプリケートされるか、定期的にレプリケートされるかを制御します。
使用状況
参照されているデータ
space_data
読み取り専用
スナップショットとは関係なく、アクティブなシェアによって参照されている領域の合計量を示します。
未使用予約
space_unused_res
読み取り専用
ファイルシステム用に予約されている領域の残りの量を表示します。
スナップショットデータ
space_snapshots
読み取り専用
シェアのすべてのスナップショットによって現在保持されているデータの合計量を示します。
使用可能なデータ
space_available
読み取り専用
シェアまたはプロジェクト上のすべての割り当て制限、またはプールの絶対容量を反映します。
合計領域
space_total
読み取り専用
参照データ、スナップショットデータ、および未使用予約の合計を示します。