ソースアプライアンスはスナップショットをターゲットに原子的にレプリケートするため、レプリカの内容は、スナップショットが作成された時点におけるソースのシェアの内容と常に厳密に一致します。特定のグループで送信されるすべてのシェアのスナップショットは同時に作成されるため、レプリケーション更新が正常に完了したあとは、パッケージの内容全体が、ソース上でスナップショットが作成された時点のグループの内容と厳密に一致します。
ただし、各シェアのスナップショットは個別にレプリケートされるため、パッケージ内の一部のシェアが、同じパッケージ内のほかのシェアよりも新しいスナップショットで更新されていることはあり得ます。このことは、レプリケーション更新の実行中とレプリケーション更新の失敗後に起こり得ます。
まとめると、次のようになります。
各シェアには、ターゲット上で常にポイントインタイムの整合性があります。
前回のレプリケーション更新が成功した場合で、レプリケーション更新が進行中でないときは、パッケージの各シェア相互にもポイントインタイムの整合性があります。
レプリケーション更新が進行中の場合、または前回の更新が失敗した場合、パッケージのシェア相互には整合性がない可能性がありますが、それぞれの自己整合性は保たれます。パッケージの整合性がアプライアンスに重要となる場合は、レプリケーションパッケージのクローンを作成する必要があります。これにより、各シェアのもっとも新しく正常に受信されたスナップショットのクローンが常に作成されます。
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