SMTP 構成
SMTP サービスは、通常アラート画面で構成したアラートに対応して、アプライアンスで生成されたすべてメールを送信します。SMTP サービスでは外部メールを受け入れません。アプライアンス自体で自動的に生成されたメールのみを送信します。
デフォルトでは、SMTP サービスは DNS (MX レコード) を使用してメールの送信先を判断します。DNS がアプライアンスのドメイン用に構成されていない場合、または送信メールの宛先ドメインに DNS MX レコードが正しく設定されていない場合は、一般にスマートホストと呼ばれる送信メールサーバーを介してすべてのメールを転送するようアプライアンスを構成できます。
表 96 SMTP のプロパティー
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スマートホスト経由でメールを送信
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有効にした場合は、指定した送信メールサーバーを介してすべてのメールが送信されます。それ以外の場合は、DNS を使用して特定のドメインのメールの送信先が判断されます。
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スマートホストホスト名
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送信メールサーバーのホスト名です。
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アドレスからカスタムを許可
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有効にした場合は、電子メールの送信元アドレスが「アドレスからカスタム」プロパティーに設定されます。デフォルトの送信元アドレスがスパムとわかっている場合など、これをカスタマイズすることが望ましいことがあります。
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アドレスからカスタム
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アウトバウンド電子メールに使用する送信元アドレスです。
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プロパティーを変更するときは、アラートを使用して、プロパティーが正しいことを検証するためにテスト電子メールを送信できます。電子メールが配信されないもっとも一般的な理由は、DNS の構成が間違っていることです。これにより、アプライアンスはどのメールサーバーにメールを配信したらよいか判断できません。前述のとおり、DNS を構成できない場合はスマートホストを使用できます。
表 97 SMTP のログ
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network-smtp:sendmail
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SMTP サービスのイベントを記録します
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mail
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SMTP アクティビティーのログ (送信されたメールを含む) です
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