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Oracle® ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.7.0

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更新: 2017 年 3 月
 
 

SMTP 構成

SMTP サービスは、通常アラート画面で構成したアラートに対応して、アプライアンスで生成されたすべてメールを送信します。SMTP サービスでは外部メールを受け入れません。アプライアンス自体で自動的に生成されたメールのみを送信します。

デフォルトでは、SMTP サービスは DNS (MX レコード) を使用してメールの送信先を判断します。DNS がアプライアンスのドメイン用に構成されていない場合、または送信メールの宛先ドメインに DNS MX レコードが正しく設定されていない場合は、一般にスマートホストと呼ばれる送信メールサーバーを介してすべてのメールを転送するようアプライアンスを構成できます。

表 96  SMTP のプロパティー
プロパティー
説明
スマートホスト経由でメールを送信
有効にした場合は、指定した送信メールサーバーを介してすべてのメールが送信されます。それ以外の場合は、DNS を使用して特定のドメインのメールの送信先が判断されます。
スマートホストホスト名
送信メールサーバーのホスト名です。
アドレスからカスタムを許可
有効にした場合は、電子メールの送信元アドレスが「アドレスからカスタム」プロパティーに設定されます。デフォルトの送信元アドレスがスパムとわかっている場合など、これをカスタマイズすることが望ましいことがあります。
アドレスからカスタム
アウトバウンド電子メールに使用する送信元アドレスです。

プロパティーを変更するときは、アラートを使用して、プロパティーが正しいことを検証するためにテスト電子メールを送信できます。電子メールが配信されないもっとも一般的な理由は、DNS の構成が間違っていることです。これにより、アプライアンスはどのメールサーバーにメールを配信したらよいか判断できません。前述のとおり、DNS を構成できない場合はスマートホストを使用できます。

表 97  SMTP のログ
ログ
説明
network-smtp:sendmail
SMTP サービスのイベントを記録します
mail
SMTP アクティビティーのログ (送信されたメールを含む) です