iSCSI イニシエータには、次の構成可能なプロパティーがあります。
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iSCSI クライアント構成を計画する場合は、次の情報が必要になります。
どのイニシエータ (およびその IQN) が SAN にアクセスするか。
CHAP 認証の使用を計画している場合、各イニシエータはどの CHAP 資格を使用するか。
iSCSI ディスク (LUN) はいくつ必要で、どれだけの大きさにするべきか。
LUN を複数のイニシエータ間でシェアする必要があるか。
アプライアンスが RADIUS を使用して CHAP 認証を実行できるようにするには、次の情報が一致する必要があります。
アプライアンスは、RADIUS サーバーのアドレスと、この RADIUS サーバーと通信するときに使用するシークレットを指定する必要があります
RADIUS サーバー (たとえば、クライアントファイル内) には、このアプライアンスのアドレスを提供し、かつ上と同じシークレットを指定するエントリが含まれている必要があります
RADIUS サーバー (たとえば、ユーザーファイル内) には、CHAP 名を提供し、かつ各イニシエータの CHAP シークレットに一致するエントリが含まれている必要があります
イニシエータが CHAP 名として自身の IQN 名を使用する場合 (推奨される構成) は、アプライアンスに、イニシエータボックスごとに個別のイニシエータエントリは必要ありません。RADIUS サーバーは、すべての認証手順を実行できます。
イニシエータが個別の CHAP 名を使用する場合は、アプライアンスに、IQN 名から CHAP 名へのマッピングを指定する、そのイニシエータのためのイニシエータエントリが存在する必要があります。このイニシエータエントリで、そのイニシエータの CHAP シークレットを指定する必要はありません。
iSCSI の一般的な構成の誤りのトラブルシューティングに関するヒントについては、iSCSIを参照してください。
iSCSI のパフォーマンスは「分析」を通して監視できます。その場合、操作またはスループットをイニシエータ、ターゲット、または LUN ごとに分解できます。
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