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Oracle® ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.7.0

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更新: 2017 年 3 月
 
 

キャッシュされている一時的マッピング

アイデンティティーマッピングサービスが名前マッピングを提供する場合、マッピングはキャッシュに 10 分間保存され、10 分たった時点で期限切れとなります。マッピングの 10 分間の有効期間内は、アイデンティティーマッピングサービスの再起動後もマッピングは維持されます。マッピングやネームサービスディレクトリを変更しても、マッピングの 10 分間の有効期間内は既存の接続に影響しません。サービスによってマッピングが評価されるのは、クライアントがシェアへの接続を試みる場合と期限切れでないマッピングが存在しない場合のみです。たとえば、マッピングが期限切れになったあとで SMB サーバーがユーザーにそのマッピングを要求すると、サービスによってそのマッピングが再評価されます。

特定のユーザーに適用される名前ベースのマッピング規則がない場合、ほかのマッピングによってブロックされないかぎり、そのユーザーには一時的なマッピングを通じて一時的な証明書が付与されます。一時的な UNIX 名を持つ Windows ユーザーがシステム上にファイルを作成すると、SMB を使用してそのファイルにアクセスする Windows クライアントは、ファイルがその Windows ID によって所有されていると認識します。しかし、NFS クライアントはファイルが「nobody」によって所有されていると認識します。