分析のデータセットは再開または一時停止が可能です。これは、散発的なパフォーマンス課題を追跡するとき、およびこれらのデータセットを 24 時間毎日有効にすることが望ましくないときに特に役立ちます。
たとえば、CPU アクティビティーのスパイクが 1 週間に 1 回または 2 回通知され、その他の分析で関連するドロップが NFS パフォーマンスに表示されたとします。一部の追加データセットを有効にしても、問題点を検証するには情報がまったく足りません。ホスト名およびファイル名のデータセットで NFS を有効にした場合は、原因をより深く理解できます。ただし、このような特定のデータセットは負荷が高くなる可能性があります。24 時間毎日有効なままにすると、すべてのユーザーのパフォーマンスが低下します。これは、データセットの再開/一時停止アクションが役立つ可能性のある状況です。しきい値アラートは、CPU アクティビティーのスパイクが検出されたときにのみ、ホスト名とファイル名のデータセットで一時停止中された NFS を再開するように構成できます。2 番目のアラートは、短い間隔のデータが収集されたあとに、これらのデータセットを一時停止するように構成できます。最終結果として、課題発生時にのみ必要なデータが収集され、このデータ収集によるパフォーマンス影響は最小化されます。
データセットの詳細は、Oracle ZFS Storage Appliance Analytics ガイド、Release OS8.7.0 の 分析データセットについてを参照してください。
これらのアクションでは、大量のデータセットが含まれる可能性のある分析ワークシート全体を再開または一時停止します。これを行う理由は、データセットを再開および一時停止する理由と同様です。詳細は、Oracle ZFS Storage Appliance Analytics ガイド、Release OS8.7.0 の ワークシートのグラフとプロットを参照してください。
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