このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

機械翻訳について

23.2 ローカルでのOracle Linux認証について

インストール時に、または認証構成GUIあるいはauthconfigコマンドを使用して、別の認証メカニズムを選択しないかぎり、Oracle Linuxは/etc/passwdおよび/etc/shadowファイルに保存されている情報を使用してユーザーのアイデンティティを検証します。

/etc/passwdファイルには、ユーザーの一意のユーザーID (整数のUID)、ユーザー名、ホーム・ディレクトリ、ログイン・シェルなどの各ユーザーのアカウント情報が格納されます。 ユーザーは、ユーザー名を使用してログインしますが、オペレーティング・システムでは、関連付けられているUIDが使用されます。 ユーザーがログインすると、ホーム・ディレクトリに移動し、ログイン・シェルが実行されます。

/etc/groupファイルには、ユーザーのグループに関する情報が格納されます。 また、ユーザーは1つ以上のグループに属し、各グループには1つ以上のユーザーを含めることができます。 グループにアクセス権限を付与できる場合は、そのグループのすべてのメンバーに同じアクセス権限が付与されます。 各グループ・アカウントには、一意のグループID (整数のGID)と関連するグループ名を指定します。

Oracle Linuxには、デフォルトでユーザー・プライベート・グループ(UPG)スキームが実装され、ユーザー・アカウントを追加すると、対応するUPGがそのユーザーと同じ名前で作成されて、作成されたユーザーがその唯一のメンバーになります。

ユーザー・アカウントおよびグループ・アカウントの追加、変更または削除を実行できるのは、rootユーザーのみです。 デフォルトでは、ユーザーとグループの両方に暗号でハッシュされたshadowパスワードが使用され、/etc/shadow/etc/gshadowにそれぞれ格納されます。 これらのshadowパスワード・ファイルを読み取ることができるのは、rootユーザーのみで、rootは、newgrpコマンドを使用して、ユーザーがグループのメンバーになるために入力する必要があるグループ・パスワードを設定できます。 グループにパスワードが設定されていない場合は、rootがユーザーをメンバーとして追加する場合にのみ、ユーザーはグループに属することができます。

/etc/login.defsファイルには、パスワードのエージングおよび関連するセキュリティ・ポリシーのパラメータが定義されます。

これらのファイルの内容の詳細は、group(5)gshadow(5)login.defs(5)passwd(5)およびshadow(5)の各マニュアル・ページを参照してください。