このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

機械翻訳について

3.2.1.1 カーネル・ブート・パラメータ

次の表に、よく使用されるカーネル・ブート・パラメータを示します。

オプション

説明

1|2|3|4|5

実行レベルを指定し、/etc/inittabに設定された値をオーバーライドします。

KEYBOARDTYPE=kbtype

キーボード・タイプを指定し、これはinitramfs/etc/sysconfig/keyboardに書き込まれます。

KEYTABLE=kbtype

キーボード・レイアウトを指定し、これはinitramfs/etc/sysconfig/keyboardに書き込まれます。

LANG=language_territory.codeset

システム言語とコード・セットを指定し、これはinitramfs/etc/sysconfig/i18nに書き込まれます。

max_loop=N

ブロック・デバイスとしてファイルにアクセスするために使用できるループ・デバイス(/dev/loop*)の数を指定します。 Nのデフォルト値および最大値は、8と255です。

nouptrack

Ksplice Uptrack更新がカーネルに適用されないようにします。

quiet

デバッグ出力を削減します。

rd_LUKS_UUID=UUID

指定したUUIDと一致する暗号化Linux Unified Key Setup (LUKS)パーティションをアクティブ化します。

rd_LVM_VG=vg/lv_vol

LVMボリューム・グループおよびアクティブ化するボリュームを指定します。

rd_NO_LUKS

暗号化LUKSパーティションの検出を無効にします。

rhgb

Red Hatのグラフィック・ブート表示を使用して、ブートの進捗状況を示すことを指定します。

rn_NO_DM

Device-Mapper (DM) RAID検出を無効にします。

rn_NO_MD

Multiple Device (MD) RAID検出を無効にします。

ro root=/dev/mapper/vg-lv_root

rootファイル・システムを読取り専用でマウントすることを指定し、rootファイル・システムを、そのLVMボリュームのデバイス・パスで指定します(vgはボリューム・グループの名前)。

rw root=UUID=UUID

ルート(/)ファイル・システムをブート時に読取り/書込み可能でマウントすることを指定し、ルート・パーティションをそのUUIDで指定します。

selinux=0

SELinuxを無効にします。

singleコンピュータを、rootパスワードを要求しないシングル・ユーザー・モードでブートします。
SYSFONT=fontコンソールのフォントを指定し、これはinitramfs/etc/sysconfig/i18nに書き込まれます。

システムをブートするために最後に使用されたカーネル・ブート・パラメータは、次の例のように/proc/cmdlineに記録されます。

# cat /proc/cmdline
ro root=/dev/mapper/VolGroup-lv_root rd_NO_LUKS KEYBOARDTYPE=pc KEYTABLE=us
LANG=en_US.UTF-8 rd_NO_MD rd_LVM_LV=VolGroup/lv_swap SYSFONT=latarcyrheb-sun16
rd_LVM_LV=VolGroup/lv_root rd_NO_DM rhgb quiet selinux=0