このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

機械翻訳について

13.3.3 逆引き名前解決のリソース・レコードについて

正引き解決では、指定のドメイン名に対応するIPアドレスを返します。 逆引き名前解決では、指定のIPアドレスに対応するドメイン名を返します。 DNSでは、IPv4およびIPv6に対して特別なin-addr.arpaおよびip6.arpaドメインを使用することで逆引き名前解決を実装しています。

次の例のように、ゾーンのin-addr.arpaまたはip6.arpaドメインの特性は、通常、/etc/named.confで定義されます。

zone "2.168.192.in-addr.arpa" IN {
    type master;
    file "reverse-192.168.2";
    allow-update { key “rndc-key”; };
    notify yes;
};

ゾーンの名前は、in-addr.arpaと、その前にあるドメインのIPアドレスのネットワーク部分(ドット付きの4つの部分が逆の順序で記述された)で構成されます。

ネットワークの接頭辞の長さが8の倍数でない場合は、かわりに使用する書式についてRFC 2317を参照してください。

in-addr.arpaまたはip6.arpaドメインのPTRレコードには、IPアドレスのホスト部分に相当するホスト名を定義します。 次の例は、/var/named/reverse-192.168.2ゾーン・ファイルからの抜粋です。

$TTL 86400            ;
@ IN SOA dns.us.mydom.com. root.us.mydom.com. (
            57 ;
            28800 ;
            7200 ;
            2419200 ;
            86400 ;
            )
              IN  NS      dns.us.mydom.com.

1             IN  PTR     dns.us.mydom.com.
1             IN  PTR     us.mydom.com.
2             IN  PTR     svr01.us.mydom.com.
101           IN  PTR     host01.us.mydom.com.
102           IN  PTR     host02.us.mydom.com.
103           IN  PTR     host03.us.mydom.com.
...

詳細は、/usr/share/doc/bind-version/armのBINDドキュメントを参照してください。