このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
次の各コマンドでは、計算、変換および検索機能が実行されます。
- ascii
16進値をASCIIに変換します。 引数を指定しない場合は、ASCIIチャートが表示されます。
- btop
16進アドレスをページ番号に変換します。
- eval
式を評価して、結果を16進数、10進数、8進数およびバイナリで表示します。 次に例を示します。
crash>
eval 4g / 0x100
hexadecimal: 1000000 (16MB) decimal: 16777216 octal: 100000000 binary: 0000000000000000000000000000000000000001000000000000000000000000- list
指定したアドレスから開始して、データ・オブジェクト(通常は構造)のリンクされたリストの内容を表示します。
- ptob
ページ番号をその物理アドレス(バイト値)に変換します。
- ptov
物理アドレスをカーネル仮想アドレスに変換します。
- search
ユーザー仮想メモリー、カーネル仮想メモリーまたは物理メモリーの指定範囲内で指定値を検索します。
- rd
選択した範囲のユーザー仮想メモリー、カーネル仮想メモリーまたは物理メモリーを、指定したフォーマットを使用して表示します。
- wr
シンボルまたはアドレスで指定したメモリーの場所に値を書き込みます。
警告データの損失または破損を回避するために、wrコマンドを使用する際には十分注意してください。