このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

機械翻訳について

20.2 Btrfsファイル・システムについて

btrfsファイル・システムは、大規模ストレージ・サブシステムの拡大するスケーラビリティ要件を満たすように設計されています。 btrfsファイル・システムではその実装にBツリーを使用しているため、その名前は、正確な頭字語ではありませんが、そのデータ構造の名前に由来します。 Bツリーは、ツリーがどれほど大きく成長しても、ファイル・システムおよびデータベースによってデータの大規模ブロックに効率的にアクセスして更新できるツリー状のデータ構造です。

btrfsファイル・システムでは、次の重要な機能が提供されます。

  • コピーオンライト機能によって、読取りと書込みの両方が可能なスナップショットを作成し、ファイル・システムを以前の状態にロールバックできます(ext3またはext4ファイル・システムから変換した後でも同様です)。

  • チェックサム機能によって、データ整合性が保証されます。

  • 透過的な圧縮によって、ディスク領域が節約されます。

  • 透過的なデフラグメンテーションによって、パフォーマンスが改善します。

  • 統合論理ボリューム管理によって、RAID 0、RAID 1またはRAID 10構成を実装し、ストレージ容量を動的に追加および削除できます。

Oracle Linux 6 Update 3以上では、(インストール・カーネルとしてUnbreakable Enterprise Kernelを起動する) UEK Boot ISOを使用して、btrfsrootファイル・システムを構成できます。 Oracle Linux 6 Update 3より前では、インストール中にbtrfsrootファイル・システムを作成できませんでした。 詳細は、20.13項「Btrfs rootファイル・システムのインストール」を参照してください。

ノート

Brtfsファイル・システムがサポートされていない環境にスワップ・ファイルを構成します。

btrfsファイル・システムの詳細は、https://btrfs.wiki.kernel.org/index.php/Main_Pageを参照してください。