このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

機械翻訳について

22.3.1 デバッグ用の推奨ツール

oopsトレースを取得する場合、ノードでnetconsoleを設定することをお薦めします。

ノード間のDLMのネットワーク・トラフィックを取得する場合、tcpdumpを使用できます。 たとえば、プライベート・ネットワーク・インタフェースeth1のポート7777でTCPトラフィックを取得するには、次のようなコマンドを使用します。

# tcpdump -i eth1 -C 10 -W 15 -s 10000 -Sw /tmp/`hostname -s`_tcpdump.log \
  -ttt 'port 7777' &

ext3ファイル・システムのdebugfsコマンドに動作が似ているdebugfs.ocfs2コマンドを使用して、OCFS2ドライバのイベントのトレース、ロック・ステータスの決定、ディクショナリ構造の再帰的検索、inodeの調査などを行うことができます。

詳細は、debugfs.ocfs2(8)マニュアル・ページを参照してください。

o2imageコマンドでは、OCFS2ファイル・システムのメタデータ(inode、ファイル名およびディレクトリ名の情報を含む)を別のファイル・システムのイメージ・ファイルに保存できます。 イメージ・ファイルはメタデータのみを格納するため、元のファイル・システムよりずっと小さくなります。 debugfs.ocfs2を使用してイメージ・ファイルを開き、ファイル・システムのレイアウトを分析してファイル・システムの破損またはパフォーマンス問題の原因を特定できます。

たとえば、次のコマンドによって、デバイス/dev/sda2上のOCFS2ファイル・システムからイメージ/tmp/sda2.imgが作成されます。

# o2image /dev/sda2 /tmp/sda2.img

詳細は、o2image(8)マニュアル・ページを参照してください。