このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
Sendmailのメイン構成ファイルは/etc/mail/sendmail.cfで、手動での編集は意図されていません。 かわりに、/etc/mail/sendmail.mcファイルで構成を変更します。
他のシステムからの電子メールをSendmailでリレーする必要がある場合は、sendmail.mcの次の行を変更します。
DAEMON_OPTIONS(`Port=smtp,Addr=127.0.0.1, Name=MTA')dnl
変更後:
dnl # DAEMON_OPTIONS(`Port=smtp,Addr=127.0.0.1, Name=MTA')dnl
先頭のdnlはdelete to new lineの略語で、その行を事実上コメント・アウトします。
sendmail.mcを編集した後は、sendmailサービスを再起動してsendmail.cfを再生成します。
# service sendmail restart
Shutting down sm-client: [ OK ]
Shutting down sendmail: [ OK ]
Starting sendmail: [ OK ]
Starting sm-client: [ OK ]
別の方法として、/etc/mailのmakeスクリプトを使用できます。
# /etc/mail/make allただし、再生成した構成ファイルは、サーバーを再起動するまでは使用されません。
/etc/mailに格納される他の重要なSendmail構成ファイルには、次のものがあります。
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access ローカル・ホストから他のシステムへのアウトバウンド・メールを処理するリレー・ホストを構成します。 これはデフォルトの構成です。
Connect: localhost.localdomain RELAY Connect: localhost RELAY Connect: 127.0.0.1 RELAY
ローカル・ネットワーク上の他のシステムからのメールをリレーするようにSendmailを構成するには、次のようなエントリを追加します。
Connect: 192.168.2 RELAY
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mailertable あるドメインから別のドメインへの電子メールの転送を構成します。 次の例は、
yourorg.orgドメインに送信された電子メールをmydom.comドメインのSMTPサーバーに転送します。yourorg.org smtp:[mydom.com]
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virtusertable 複数のドメインへの電子メールの供給を構成します。 宛先アドレスで開始する各行には、Sendmailが電子メールを送信する転送先アドレスが続きます。 たとえば、次のエントリは、
yourorg.orgの任意のユーザーに宛てた電子メールをmydom.comの同じユーザーに転送します。@yourorg.org %1@mydom.com
これらの各構成ファイルには、/etc/mail内に対応するデータベース(.db)ファイルがあり、Sendmailがこのファイルを読み取ります。 構成ファイルに変更を加えた後は、sendmailサービスを再起動します。 データベース・ファイルを再生成するには、/etc/mail/make allコマンドを実行します。 sendmail.cfについては、サーバーを再起動するまで、再生成したデータベース・ファイルは使用されません。

