このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
システムcron
ジョブは、/etc/crontab
内のcrontab
形式のファイル、または/etc/cron.d
内のファイルで定義されます。 crontab
ファイルは通常、ジョブが実行される環境のSHELL
、PATH
、MAILTO
およびHOME
変数に対する定義で構成され、その後にジョブ定義自体が続きます。 コメント行は#
の文字で始まります。 ジョブ定義は次の形式で指定します。
minute hour day month day-of-week user command
各フィールドは次のとおりです。
-
minute
0-59。
-
hour
0-23。
-
day
1-31。
-
month
1から12、または
jan
、feb
、...、dec
。-
day-of-week
0から7 (日曜日が0または7)、あるいは
sun
、mon
、...、sat
。-
user
コマンドを実行するユーザー、または
crontab
ファイルの所有者の場合は*
。-
command
実行するシェル・スクリプトまたはコマンド。
minute
からday-of week
の各フィールドで、次の特殊文字を使用できます。
-
*
(アスタリスク)フィールドに対する有効なすべての値。
-
-
(ダッシュ)整数の範囲であり、たとえば
1-5
です。-
,
(カンマ)値リストであり、たとえば
0,2,4
です。-
/
(フォワード・スラッシュ)間隔値であり、たとえば、
hour
フィールドの/3
は3時間ごとを意味します。
たとえば、次のエントリでは、平日に5分ごとにコマンドが実行されます。
0-59/5 * * * 1-5 * command
4月、6月、9月および11月の1日の午前0時1分にコマンドを実行します。
1 0 1 4,6,9,11 * * command
root
は、ジョブ定義エントリを/etc/crontab
に追加するか、またはcrontab
形式のファイルを/etc/cron.d
ディレクトリに追加できます。
実行可能なジョブ・スクリプトを/etc/cron.hourly
ディレクトリに追加すると、そのスクリプトはcrond
によって1時間ごとに実行されます。 スクリプトでまだ実行されていないことを確認する必要があります。
詳細は、crontab(5)
マニュアル・ページを参照してください。