このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
デバイス置換え機能を使用するには、UEK R3を使用してシステムをブートする必要があります。
稼働中のファイル・システムでデバイスを置き換えることができます。 ファイル・システムのマウントを解除したり、ファイル・システムを使用しているタスクを停止したりする必要はありません。 置換えが実行されている間にシステムがクラッシュしたり電源を失ったりした場合、システムがファイル・システムを次にマウントするときに操作が再開されます。
マウントされたbtrfsファイル・システム上でデバイスを置き換えるには、次のコマンドを使用します。
#btrfs replace start
source_dev
target_dev
[-r
]mountpoint
source_dev
およびtarget_dev
には、置換え元のデバイス(ソース・デバイス)および置換えデバイス(ターゲット・デバイス)を指定します。mountpoint
には、ソース・デバイスを使用しているファイル・システムを指定します。 ターゲット・デバイスは、ソース・デバイスと同じサイズまたはソース・デバイスよりも大きいサイズである必要があります。 ソース・デバイスが使用できなくなっている場合や、-rオプションを指定した場合は、他のデバイス(使用可能な別のミラーなど)から取得した冗長データを使用してデータを再構築します。 操作が完了すると、ソース・デバイスはファイル・システムから削除されます。
btrfs replace status mountpoint
コマンドおよびbtrfs replace cancel mountpoint
コマンドを使用して、置換え操作または取消し操作の進捗を確認できます。