このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
許可されている場合は、root
以外のユーザーがcrontabユーティリティを使用してcron
タスクを構成できます。 ユーザー定義のcrontab
形式のファイルはすべて、作成したユーザーと同じ名前で/var/spool/cron
ディレクトリに格納されます。
root
は、/etc/cron.allow
および/etc/cron.deny
ファイルを使用して、cron
に対するアクセスを制限できます。crontabでは、ユーザーがcron
ジョブを追加または削除しようとするたびに、アクセス制御ファイルがチェックされます。 /etc/cron.allow
が存在する場合は、これにリストされているユーザーのみがcron
の使用を許可され、/etc/cron.deny
は無視されます。 /etc/cron.allow
が存在しない場合、/etc/cron.deny
にリストされているユーザーはcron
の使用を許可されません。 いずれのファイルも存在しない場合は、root
のみがcron
を使用できます。 /etc/cron.allow
および/etc/cron.deny
両方の形式は、各行に1ユーザー名です。
crontab
ファイルをあるユーザーとして作成または編集するには、そのユーザーでログインし、コマンドcrontab -eを入力すると、crontab
ファイルがviエディタ(あるいはEDITOR
またはVISUAL
環境変数で指定したエディタ)で開きます。 ファイルの形式は、ユーザー・フィールドが省略されている以外は/etc/crontab
と同じです。 ファイルに対する変更内容を保存すると、これらはファイル/var/spool/cron/
に書き込まれます。 username
crontab
ファイルの内容をリストするには、crontab -lコマンドを使用します。 crontab
ファイルを削除するには、crontab -rコマンドを使用します。
詳細は、crontab(1)
マニュアル・ページを参照してください。