このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
/etc/fstab
ファイルにはファイル・システムのマウント表があり、mountコマンドによるブロック・デバイスのマウントまたはマウントのバインディングの実装に必要なすべての情報が提供されます。 ファイル・システムを追加する場合は、ブート時にそのファイル・システムが確実にマウントされるように/etc/fstab
に適切なエントリを作成します。 次に、/etc/fstab
のエントリのサンプルを示します。
/dev/sda1 /boot ext4 defaults 1 2 /dev/sda2 / ext4 defaults 1 1 /dev/sda3 swap swap defaults 0 0
最初のフィールドは、デバイス名、UUIDまたはデバイス・ラベルで指定するマウント対象デバイス、またはリモート・ファイル・システムの仕様です。 デバイス名が変わる可能性がある場合は、次の例のように、デバイス名ではなくUUIDまたはデバイス・ラベルを使用してください。
LABEL=Projects /var/projects ext4 defaults 1 2
2番目のフィールドは、ファイル・システムのマウント・ポイントまたはスワップ・パーティションを示すswap
です。
3番目のフィールドは、ファイル・システム・タイプ(例: ext4
またはswap
)です。
4番目のフィールドにはマウント・オプションを指定します。
5番目の列はdumpコマンドに使用されます。 1の値はファイル・システムをダンプし、0の値はファイル・システムのダンプが必要ないことを意味します。
6番目の列は、ブート時のファイル・システム・チェックの実行順序を判断するためにファイル・システム・チェッカfsckによって使用されます。 rootファイル・システムには1、その他のファイル・システムには2の値を指定します。 0の値はチェックをスキップし、スワップ用、ブート時にマウントされないファイル・システム、または既存のマウントのバインドに使用します。
バインド・マウントの場合は、次の例のように先頭から4個のフィールドのみを指定します。
path
mount_point
none bind
最初のフィールドには、2番目のフィールドで指定するマウント・ポイントにマウントするファイル・システム、ディレクトリ階層またはファイルのパスを指定します。 マウント・ポイントは、パスがファイルを示す場合はファイル、その他の場合はディレクトリになります。 3番目と4番目のフィールドには、none
およびbind
を指定します。
詳細は、fstab(5)
マニュアル・ページを参照してください。