このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。 
システムの継続的な記録を用意するために、システム・リソースを定期的に収集および監視する必要があります。 典型的な操作条件で、許容測定値のベースラインを確立します。 この結果、ベースラインを参照ポイントとして使用すると、メモリー不足、リソース使用率のスパイク、およびその他の問題が発生した際の識別が容易になります。 システム・パフォーマンスを監視すると、将来的な向上を計画でき、構成の変更が将来のパフォーマンスに与える影響を確認できます。
        監視コマンドをinterval秒ごとにリアルタイムで実行し、その出力の変化を監視するには、watchコマンドを使用します。 たとえば、次のコマンドでは、mpstatコマンドが毎秒1回実行されます。 
      
# watch -n interval mpstatまたは、次の例のように、多くのコマンドでサンプリング間隔を秒数で指定できます。
# mpstat interval
        インストール済の場合、sarコマンドでは、システムの実行中は10分ごとに統計が記録され、この情報は現行月の各日ごとに保持されます。 次のコマンドでは、現行月の日DDに対してsarで記録されたすべての統計が表示されます。 
      
# sar -A -f /var/log/sa/saDDsarコマンドをバックグラウンド・プロセスとして実行し、-fオプションを使用して後で表示できるファイルにデータを収集するには、次のようにします。
# sar -o datafile interval count >/dev/null 2>&1 &
        countは、記録するサンプル数です。
      
Oracle OSWatcher Black Box (OSWbb)およびOSWbb analyzer (OSWbba)は、パフォーマンス統計の収集および分析に役立つツールです。 詳細は、第8.2.4項「OSWatcher Black Boxについて」を参照してください。

