このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

機械翻訳について

12.1 Dynamic Host Configuration Protocolについて

Dynamic Host Configuration Protocol (DHCP)により、クライアント・システムは、ネットワークに接続するたびにDHCPサーバーからネットワーク構成情報を取得できます。 DHCPサーバーは、IPアドレスの範囲、およびクライアントで必要なその他のネットワーク構成パラメータを使用して構成されます。

Oracle LinuxシステムをDHCPクライアントとして構成すると、クライアント・デーモンdhclientはDHCPサーバーに接続してネットワーキング・パラメータを取得します。 DHCPはブロードキャストベースであるため、クライアントはサーバーまたはリレー・エージェントと同じサブネット上に存在する必要があります。 クライアントがサーバーと同じサブネット上に存在できない場合は、DHCPリレー・エージェントを使用してサブネット間でDHCPメッセージを渡すことができます。

このサーバーは、クライアントに割り当てるIPアドレスのリースを行います。 クライアントは、リースに関する特定条件(期間など)をリクエストできます。 DHCPサーバーは、リースに関して付与できる条件を制限するように構成できます。 クライアントが継続してネットワークに接続している場合は、リースが期限切れになる前にdhclientがリースを自動的に更新します。 DHCPサーバーは、ネットワーク・インタフェースのMACアドレスに基づいて同じIPアドレスをクライアントに割り当てるように構成できます。

DHCPを使用する利点は、次のとおりです。

  • IPアドレスの集中管理

  • 新規クライアントをネットワークに簡単に追加可能

  • IPアドレスの再利用により、必要なIPアドレスの合計数を削減

  • DHCPサーバー上のIPアドレス空間を簡単に再構成でき、各クライアントの再構成が不要

DHCPの詳細は、RFC 2131を参照してください。