このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
iostatコマンドでは、デバイスがアクティブである時間を平均データ転送速度と比較して監視することによって、ブロックI/Oデバイスの負荷が監視されます。 この情報を使用すると、ディスクおよびホスト・アダプタ全体でI/O負荷を平均化するようにシステム構成を調整できます。
iostat -xでは、デバイスに対するI/Oリクエストの処理に費やしたCPU時間の割合である%util
、そのデバイスに対して発行されたI/Oリクエストの平均キューの長さであるavgqu-sz
など、ブロックI/Oアクティビティに関する拡張統計が1秒間隔でレポートされます。 %util
が100%に近い、またはavgqu-sz
が1より大きい場合は、デバイス飽和が発生しています。
sar -dコマンドを使用して、%util
やavgqu-sz
の値など、ブロックI/Oアクティビティに関してレポートすることもできます。
iotopユーティリティは、過剰なディスクI/Oの原因であるプロセスを識別するのに役立ちます。iotopのユーザー・インタフェースはtopと同様です。 その上部のセクションに、iotopでは、1秒当たりのディスク入出力使用量の合計がバイト数で表示されます。 その下部のセクションに、iotopでは、1秒当たりのディスク入出力使用量(バイト数)、ディスクからページへのスワップ・インまたはI/Oの待機に費やした時間の割合、およびコマンド名など、各プロセスに対するI/O情報が表示されます。 左矢印キーと右矢印キーを使用するとソート・フィールドを変更でき、[A]
を押すと、I/O単位を1秒当たりのバイト数と合計バイト数で切り替えることができ、[O]
を押すと、すべてのプロセスの表示とI/Oを実行しているプロセスのみの表示を切り替えることができます。