このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
アカウントのデフォルト設定を表示するには、次のコマンド使用します。
# useradd -D
GROUP=100
HOME=/home
INACTIVE=-1
EXPIRE=
SHELL=/bin/bash
SKEL=/etc/skel
CREATE_MAIL_SPOOL=yes
INACTIVE
は、ユーザーのパスワードの期限が切れた場合にシステムでアカウントを何日後にロックするかを指定します。 0に設定すると、アカウントは即時にロックされます。 -1に設定すると、アカウントはロックされません。
SKEL
は、新規に作成されたユーザーのホーム・ディレクトリにその内容をコピーするテンプレート・ディレクトリを定義します。 このディレクトリの内容は、SHELL
で定義されたデフォルトのシェルと一致する必要があります。
ユーザー・アカウントのデフォルトの設定を変更するには、useradd -Dに各オプションを指定します。 たとえば、INACTIVE
、HOME
およびSHELL
のデフォルトを変更するには、次のようにします。
# useradd -D -f 3 -b /home2 -s /bin/sh
デフォルトのログイン・シェルを変更する場合は、通常、新しいSKEL
テンプレート・ディレクトリも新しいシェルに適した内容で作成します。
ユーザーのSHELL
に/sbin/nologin
を指定すると、ユーザーは、システムに直接ログインできませんが、プロセスはそのユーザーのIDを使用して実行されます。 この設定は通常、root
以外のユーザーで実行するサービスに対して使用されます。
デフォルトの設定は、/etc/default/useradd
ファイルに格納されています。
詳細は、24.8項「パスワードのエージングの構成」およびuseradd(8)
マニュアル・ページを参照してください。