このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

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24.2 ユーザー・アカウントのデフォルト設定の変更

アカウントのデフォルト設定を表示するには、次のコマンド使用します。

# useradd -D
GROUP=100
HOME=/home
INACTIVE=-1
EXPIRE=
SHELL=/bin/bash
SKEL=/etc/skel
CREATE_MAIL_SPOOL=yes

INACTIVEは、ユーザーのパスワードの期限が切れた場合にシステムでアカウントを何日後にロックするかを指定します。 0に設定すると、アカウントは即時にロックされます。 -1に設定すると、アカウントはロックされません。

SKELは、新規に作成されたユーザーのホーム・ディレクトリにその内容をコピーするテンプレート・ディレクトリを定義します。 このディレクトリの内容は、SHELLで定義されたデフォルトのシェルと一致する必要があります。

ユーザー・アカウントのデフォルトの設定を変更するには、useradd -Dに各オプションを指定します。 たとえば、INACTIVEHOMEおよびSHELLのデフォルトを変更するには、次のようにします。

# useradd -D -f 3 -b /home2 -s /bin/sh
ノート

デフォルトのログイン・シェルを変更する場合は、通常、新しいSKELテンプレート・ディレクトリも新しいシェルに適した内容で作成します。

ユーザーのSHELL/sbin/nologinを指定すると、ユーザーは、システムに直接ログインできませんが、プロセスはそのユーザーのIDを使用して実行されます。 この設定は通常、root以外のユーザーで実行するサービスに対して使用されます。

デフォルトの設定は、/etc/default/useraddファイルに格納されています。

詳細は、24.8項「パスワードのエージングの構成」およびuseradd(8)マニュアル・ページを参照してください。