このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

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13.4 ネーム・サーバーの構成

デフォルトでは、BINDのインストールにより、/etc/named.confで提供される構成設定と、そこに格納されたファイルを使用して、キャッシュ専用ネーム・サーバーを構成できます。 この手順では、管理者がデフォルトの設定を使用するか、新規のnamed構成およびゾーン・ファイルを構成すると仮定します。

ネーム・サーバーを構成するには:

  1. bindパッケージをインストールします。

    # yum install bind
  2. システムでNetworkManagerが有効になっている場合は、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-interfaceファイルを編集し、次のエントリを追加します。

    DNS1=127.0.0.1

    この行を指定することで、ネットワーク・サービスの開始時にNetworkManagerによって/etc/resolv.confに次のエントリが追加されます。

    nameserver 127.0.0.1

    このエントリは、ローカル・ネーム・サーバーのリゾルバを指します。

    NetworkManagerを無効にした場合は、/etc/resolv.confを編集してnameserver 127.0.0.1エントリを挿入します。

  3. 必要な場合は、named構成およびゾーン・ファイルを変更します。

  4. ローカル・ネットワークからのポート53への着信TCP接続と、ポート53での着信UDPデータグラムを許可します。

    # iptables -I INPUT -s subnet_addr/prefix_length -p tcp \
      -m state --state NEW -m tcp --dport 53 -j ACCEPT
    # iptables -I INPUT -s subnet_addr/prefix_length -p udp \
      -m udp --dport 53 -j ACCEPT
    # service iptables save

    subnet_addr/prefix_lengthには、ネットワーク・アドレス(例: 192.168.1.0/24)を指定します。

  5. networkサービスを再起動し、namedサービスを再起動して、システムの再起動後にnamedが開始するように構成します。

    # service network restart
    # service named start
    # chkconfig named on