このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
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20.23 XFSファイル・システム上での割当て設定

次の表は、XFSファイル・システム上で割当てを有効にするために指定できるmountオプションを示しています。

mountオプション説明

gqnoenforce

グループ割当てを有効にします。 使用量を報告しますが、使用量制限を強制適用しません。

gquota

グループ割当てを有効にして、使用量制限を強制適用します。

pqnoenforce

プロジェクト割当てを有効にします。 使用量を報告しますが、使用量制限を強制適用しません。

pquota

プロジェクト割当てを有効にして、使用量制限を強制適用します。

uqnoenforce

ユーザー割当てを有効にします。 使用量を報告しますが、使用量制限を強制適用しません。

uquota

ユーザー割当てを有効にして、使用量制限を強制適用します。

すべてのユーザー用のmyxfsファイル・システムのブロック使用量制限と現在の使用量を表示するには、xfs_quotaコマンドを使用します。

# xfs_quota -x -c 'report -h' /myxfs
User quota on /myxfs (/dev/vg0/lv0)
                        Blocks              
User ID      Used   Soft   Hard Warn/Grace   
---------- --------------------------------- 
root            0      0      0  00 [------]
guest           0   200M   250M  00 [------]

次の形式のコマンドを使用すると、df-hコマンドの方法により、それぞれブロックとinodeの、未使用の数と使用済の数が表示されます。

# xfs_quota -c 'df -h' /myxfs
Filesystem     Size   Used  Avail Use% Pathname
/dev/vg0/lv0 200.0G  32.2M  20.0G   1% /myxfs

# xfs_quota -c 'df -ih' /myxfs
Filesystem   Inodes   Used   Free Use% Pathname
/dev/vg0/lv0  21.0m      4  21.0m   1% /myxfs

-xオプションを指定してエキスパート・モードに入ると、limitなどのサブコマンドを使用して、個別ユーザーごとのブロックおよびinode使用量の弱い制限および強い制限を設定できます。例:

# xfs_quota -x -c 'limit bsoft=200m bhard=250m isoft=200 ihard=250 guest' /myxfs 

言うまでもなく、このコマンドを使用するには、ユーザー割当てを有効にしてファイル・システムをマウントしている必要があります。

グループ割当てを有効にしてマウントしたXFSファイル・システム上でグループに対して制限を設定するには、limit-gオプションを指定します。例:

# xfs_quota -x -c 'limit -g bsoft=5g bhard=6g devgrp' /myxfs

詳細は、xfs_quota(8)のマニュアル・ページを参照してください。