このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
次の表は、XFSファイル・システム上で割当てを有効にするために指定できるmountオプションを示しています。
mountオプション | 説明 |
---|---|
gqnoenforce | グループ割当てを有効にします。 使用量を報告しますが、使用量制限を強制適用しません。 |
gquota | グループ割当てを有効にして、使用量制限を強制適用します。 |
pqnoenforce | プロジェクト割当てを有効にします。 使用量を報告しますが、使用量制限を強制適用しません。 |
pquota | プロジェクト割当てを有効にして、使用量制限を強制適用します。 |
uqnoenforce | ユーザー割当てを有効にします。 使用量を報告しますが、使用量制限を強制適用しません。 |
uquota | ユーザー割当てを有効にして、使用量制限を強制適用します。 |
すべてのユーザー用のmyxfs
ファイル・システムのブロック使用量制限と現在の使用量を表示するには、xfs_quotaコマンドを使用します。
# xfs_quota -x -c 'report -h' /myxfs
User quota on /myxfs (/dev/vg0/lv0)
Blocks
User ID Used Soft Hard Warn/Grace
---------- ---------------------------------
root 0 0 0 00 [------]
guest 0 200M 250M 00 [------]
次の形式のコマンドを使用すると、df-hコマンドの方法により、それぞれブロックとinodeの、未使用の数と使用済の数が表示されます。
#xfs_quota -c 'df -h' /myxfs
Filesystem Size Used Avail Use% Pathname /dev/vg0/lv0 200.0G 32.2M 20.0G 1% /myxfs #xfs_quota -c 'df -ih' /myxfs
Filesystem Inodes Used Free Use% Pathname /dev/vg0/lv0 21.0m 4 21.0m 1% /myxfs
-xオプションを指定してエキスパート・モードに入ると、limitなどのサブコマンドを使用して、個別ユーザーごとのブロックおよびinode使用量の弱い制限および強い制限を設定できます。例:
# xfs_quota -x -c 'limit bsoft=200m bhard=250m isoft=200 ihard=250 guest' /myxfs
言うまでもなく、このコマンドを使用するには、ユーザー割当てを有効にしてファイル・システムをマウントしている必要があります。
グループ割当てを有効にしてマウントしたXFSファイル・システム上でグループに対して制限を設定するには、limitに-gオプションを指定します。例:
# xfs_quota -x -c 'limit -g bsoft=5g bhard=6g devgrp' /myxfs
詳細は、xfs_quota(8)
のマニュアル・ページを参照してください。