このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
システムには、Oracle Linuxメディア・パックDVDイメージ全体をホストするために十分な記憶域が存在する必要があります(Oracle Linux Release 6 Update 3の場合は約3.5GB)。
ローカルyumリポジトリを作成するには、次の手順を実行します(たとえば、システムでインターネットにアクセスできない場合)。
インターネット・アクセスがあるシステムでは、Oracle Software Delivery Cloud (https://edelivery.oracle.com/linux)からremovable Storage (USB memory stickなど)に完全なOracle Linux DVDイメージをダウンロードします。 たとえば、
V33411-01.iso
には、x86 (64ビット)向けのOracle Linux Release 6 Update 3メディア・パックが含まれます。ノートISOが正常にコピーされたことを確認するには、次のように、そのチェックサムを
edelivery.oracle.com
に表示されているダイジェスト値と比較します。#
sha1sum V33411-01.iso
7daae91cc0437f6a98a4359ad9706d678a9f19de V33411-01.isoリムーバブル・ストレージを、ローカルyumリポジトリを作成するシステムに移動し、DVDイメージをローカル・ファイル・システムのディレクトリにコピーします。
#
cp /media/
USB_stick
/V33411-01.iso /ISOs適切なマウント・ポイント(
/var/OSimage/OL6.3_x86_64
など)を作成し、それにDVDイメージをマウントします。#
mkdir -p /var/OSimage/OL6.3_x86_64
#mount -o loop,ro /ISOs/V33411-01.iso /var/OSimage/OL6.3_x86_64
ノート読取り専用のマウント・オプション(ro)を含めて、ISOの内容が誤って変更されないようにします。
再起動後にシステムで常にDVDイメージがマウントされるように、
/etc/fstab
にエントリを作成します。/ISOs/V33411-01.iso /var/OSimage/OL6.3_x86_64 iso9660 loop,ro 0 0
既存のすべてのyumリポジトリを無効化します。
/etc/yum.repos.d
ディレクトリで、既存のリポジトリ・ファイルを編集し、enabled=0
を設定してすべてのエントリを無効にします。 第1.3.4項、「Yumユーティリティを使用した構成の管理」の説明に従ってyum-utils
パッケージがインストールされている場合は、次のように実行してすべてのリポジトリを無効にできます:#
yum-config-manager --disable \*
新しいリポジトリ・ファイル(
/etc/yum.repos.d/OL63.repo
など)に次のエントリを作成します。[OL63] name=Oracle Linux 6.3 x86_64 baseurl=file:///var/OSimage/OL6.3_x86_64 gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY gpgcheck=1 enabled=1
yumキャッシュをクリーンアップします。
#
yum clean all
yumを使用してリポジトリにアクセスできるかどうかをテストします。
#
yum repolist
Loaded plugins: refresh-packagekit, security ... repo id repo name status OL63 Oracle Linux 6.3 x86_64 25,459 repolist: 25,459