このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
kpartxユーティリティを使用して、パーティション表およびパーティション・イメージを含むブロック・デバイスまたはファイルのパーティションをマップできます。kpartxはパーティション表を読み取り、パーティションのデバイス・ファイルを/dev/mapper
に作成します。 各デバイス・ファイルは、デバイス上またはイメージ・ファイル内のディスク・ボリュームまたはディスク・パーティションを表します。
-lオプションは、たとえば、インストール・イメージ・ファイル内で検出したパーティションをリストします。
# kpartx -l system.img
loop0p1 : 0 204800 /dev/loop0 2048
loop0p2 : 0 12288000 /dev/loop0 206848
loop0p3 : 0 4096000 /dev/loop0 212494848
loop0p4 : 0 2 /dev/loop0 16590848
この出力は、ドライブ・イメージに4つのパーティションが含まれ、最初の列は/dev/mapper
に作成できるデバイス・ファイルの名前であることを示します。
-aオプションは、デバイス・マッピングを作成します。
#kpartx -a system.img
#ls /dev/mapper
control loop0p1 loop0p2 loop0p3 loop0p4
パーティションにファイル・システムが含まれる場合は、次の例のように、パーティションをマウントし、パーティションに含まれるファイルを表示できます。
#mkdir /mnt/sysimage
#mount /dev/mapper/loop0p1 /mnt/sysimage
#ls /mnt/sysimage
config-2.6.32-220.el6.x86_64 config-2.6.32-300.3.1.el6uek.x86_64 efi grub initramfs-2.6.32-220.el6.x86_64.img initramfs-2.6.32-300.3.1.el6uek.x86_64.img ... #umount /mnt/sysimage
-dオプションは、デバイス・マッピングを削除します。
#kpartx -d system.img
#ls /dev/mapper
control
詳細は、kpartx(8)
マニュアル・ページを参照してください。