このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

機械翻訳について

23.1 認証について

認証とは、システムに対してエンティティ(ユーザーなど)のアイデンティティを検証することです。 ユーザーはユーザー名とパスワードを入力してログインし、オペレーティング・システムはこの情報とシステムに保存されているデータを比較してユーザーのアイデンティティを認証します。 ログイン資格証明が一致し、ユーザー・アカウントがアクティブな場合、ユーザーは認証され、システムに正常にアクセスできます。

ユーザーのアイデンティティを検証する情報は、ローカル・システムの/etc/passwdおよび/etc/shadowファイル、またはIdentity Policy Audit (IPA)、Lightweight Directory Access Protocol (LDAP)、Network Information Service (NIS)またはWinbindを使用してリモート・システムに置くことができます。 さらに、IPSv2、LDAPおよびNISデータ・ファイルではKerberos認証プロトコルを使用できるため、セキュアでないネットワーク上で通信しているノードがセキュアな方法で互いにアイデンティティを証明できます。

認証構成GUI (system-config-authentication)を使用して認証メカニズムを選択し、関連する認証オプションを構成できます。 authconfigコマンドを使用することもできます。 認証構成GUIおよびauthconfigの両方で、/etc/pam.dディレクトリにあるPAM構成ファイルの設定が調整されます。

図23.1に、ローカル・アカウントのみが選択された認証構成GUIを示します。

図23.1 ローカル・アカウントの認証構成

この図は、ローカル・アカウントのみが選択された認証構成GUIを示しています。