このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
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5.3 モジュールのロードおよびアンロード

次の例のように、modprobeコマンドでカーネル・モジュールがロードされます。

# modprobe nfs
# lsmod | grep nfs
nfs                   266415  0 
lockd                  66530  1 nfs
fscache                41704  1 nfs
nfs_acl                 2477  1 nfs
auth_rpcgss            38976  1 nfs
sunrpc                204268  5 nfs,lockd,nfs_acl,auth_rpcgss

-v詳細オプションを使用すると、依存性を解決するために追加のモジュールがロードされるかどうかが表示されます。

# modprobe -v nfs
insmod /lib/modules/2.6.32-300.27.1.el6uek.x86_64/kernel/net/sunrpc/auth_gss/auth_rpcgss.ko 
insmod /lib/modules/2.6.32-300.27.1.el6uek.x86_64/kernel/fs/nfs_common/nfs_acl.ko 
insmod /lib/modules/2.6.32-300.27.1.el6uek.x86_64/kernel/fs/fscache/fscache.ko 
...

依存性を確認するには、modprobeコマンドで、カーネル・モジュールのインストール時にdepmodユーティリティによって作成される、/lib/modules/kernel_version/modules.depファイルを問い合せます。

ノート

modprobeでは、すでにロードされているモジュールはリロードされません。 モジュールを再度ロードするには、最初にアンロードする必要があります。

カーネル・モジュールをアンロードするには、次の例のように-rオプションを使用します。

# modprobe -rv nfs
rmmod /lib/modules/2.6.32-300.27.1.el6uek.x86_64/kernel/fs/nfs/nfs.ko
rmmod /lib/modules/2.6.32-300.27.1.el6uek.x86_64/kernel/fs/lockd/lockd.ko
rmmod /lib/modules/2.6.32-300.27.1.el6uek.x86_64/kernel/fs/fscache/fscache.ko
...

モジュールはロードされた順序と逆の順序でアンロードされます。 モジュールは、プロセスまたは別のロード済モジュールで必要な場合はアンロードされません。

ノート

modprobeでは、モジュールのロードとアンロードにinsmodおよびrmmodユーティリティが使用されます。 insmodおよびrmmodではモジュールの依存性が解決されないため、これらのユーティリティは使用しないでください。

詳細は、modprobe(8)およびmodules.dep(5)の各マニュアル・ページを参照してください。