このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
次の例のように、modprobeコマンドでカーネル・モジュールがロードされます。
#modprobe nfs
#lsmod | grep nfs
nfs 266415 0 lockd 66530 1 nfs fscache 41704 1 nfs nfs_acl 2477 1 nfs auth_rpcgss 38976 1 nfs sunrpc 204268 5 nfs,lockd,nfs_acl,auth_rpcgss
-v詳細オプションを使用すると、依存性を解決するために追加のモジュールがロードされるかどうかが表示されます。
# modprobe -v nfs
insmod /lib/modules/2.6.32-300.27.1.el6uek.x86_64/kernel/net/sunrpc/auth_gss/auth_rpcgss.ko
insmod /lib/modules/2.6.32-300.27.1.el6uek.x86_64/kernel/fs/nfs_common/nfs_acl.ko
insmod /lib/modules/2.6.32-300.27.1.el6uek.x86_64/kernel/fs/fscache/fscache.ko
...
依存性を確認するには、modprobeコマンドで、カーネル・モジュールのインストール時にdepmodユーティリティによって作成される、/lib/modules/
ファイルを問い合せます。
kernel_version
/modules.dep
modprobeでは、すでにロードされているモジュールはリロードされません。 モジュールを再度ロードするには、最初にアンロードする必要があります。
カーネル・モジュールをアンロードするには、次の例のように-rオプションを使用します。
# modprobe -rv nfs
rmmod /lib/modules/2.6.32-300.27.1.el6uek.x86_64/kernel/fs/nfs/nfs.ko
rmmod /lib/modules/2.6.32-300.27.1.el6uek.x86_64/kernel/fs/lockd/lockd.ko
rmmod /lib/modules/2.6.32-300.27.1.el6uek.x86_64/kernel/fs/fscache/fscache.ko
...
モジュールはロードされた順序と逆の順序でアンロードされます。 モジュールは、プロセスまたは別のロード済モジュールで必要な場合はアンロードされません。
modprobeでは、モジュールのロードとアンロードにinsmodおよびrmmodユーティリティが使用されます。 insmodおよびrmmodではモジュールの依存性が解決されないため、これらのユーティリティは使用しないでください。
詳細は、modprobe(8)
およびmodules.dep(5)
の各マニュアル・ページを参照してください。