このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
NISでauto.home
の自動マウント・マップを構成した場合は、ユーザー・ログイン時にホーム・ディレクトリをマウントするようにNISクライアントを構成できます。
ユーザーのホーム・ディレクトリを自動マウントするようにNISクライアントを構成するには:
autofs
パッケージをインストールします。#
yum install autofs
次のエントリを含む
/etc/auto.master
ファイルを作成します。/nethome /etc/auto.home
auto.home
マップが使用可能であることを確認します。#
ypcat -k auto.home
* -rw,sync nfssvr:/nethome/&この例では、マップが使用可能です。 このマップを使用可能にする方法の詳細は、第23.5.3項「NISへのユーザー・アカウントの追加」を参照してください。
auto.home
マップが使用可能な場合は、ファイルの/etc/auto.home
を編集して、次のエントリを含めます。+auto.home
このエントリによって、自動マウンタで
auto.home
マップが使用されます。autofs
サービスを再起動し、システムの再起動後にサービスが開始するように構成します。#
service autofs restart
#chkconfig autofs on
autofs
サービスによって、ディレクトリ/nethome
が作成されます。 ユーザーがログインすると、自動マウンタが/nethome
の下にあるユーザーのホーム・ディレクトリをマウントします。ユーザーのファイルの所有者およびグループが匿名ユーザーまたはグループ(
nobody
やnogroup
)として予期せずにリストされ、all_squash
がマウント・オプションとして指定されていない場合は、NFSサーバーの/etc/idmapd.conf
にあるDomain
設定がDNSドメイン名に設定されていることを確認してください。 このファイルを変更した場合は、NFSサーバーのNFSサービスを再起動します。