このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
mkfsコマンドは、ブロック・デバイス上にファイル・システムを作成します。
#mkfs
[options
]device
mkfsは、/sbin
にあるビルダー・ユーティリティのフロント・エンドです(mkfs.ext4など)。 -t fstype
オプションを指定したmkfsコマンドまたはビルダー・ユーティリティのいずれかを使用して、作成するファイル・システムのタイプを指定できます。 たとえば、次のコマンドはいずれも、ラベルがProjects
のext4
ファイル・システムをデバイス/dev/sdb1
上に作成します。
#mkfs -t ext4 -L Projects /dev/sdb1
#mkfs.ext4 -L Projects /dev/sdb1
ファイル・システムのタイプをmakefsに指定しないと、ext2
ファイル・システムが作成されます。
ファイル・システムのタイプを表示するには、blkidコマンドを使用します。
# blkid /dev/sdb1
/dev/sdb1: UUID="ad8113d7-b279-4da8-b6e4-cfba045f66ff" TYPE="ext4" LABEL="Projects"
また、blkidコマンドによって、デバイスに関する情報(UUID、ラベルなど)も表示されます。
各ファイル・システム・タイプではいくつかの機能がサポートされており、それらの機能はmkfsまたはビルダー・ユーティリティに追加オプションを指定して有効または無効にできます。 たとえば、-Jオプションを使用して、ext3
およびext4
ファイル・システム・タイプで使用されるジャーナルのサイズと場所を指定できます。
詳細は、blkid(8)
、mkfs(8)
およびmkfs.
の各マニュアル・ページを参照してください。
fstype
(8)