このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
既存のディレクトリのchroot jailでコマンドを実行するには(chroot_jail)、次のコマンドを使用します。
# chroot chroot_jail command
コマンド引数が指定されていない場合、chrootはSHELL環境変数の値を実行し、SHELLが設定されていない場合は/bin/shを実行します。
たとえば、chroot jailで/bin/bashを実行する場合(25.5.2項「Chroot Jailの作成」の説明に従って前もって設定した)は、次のようになります。
#chroot /home/oracle/jailbash-4.1#pwd/ bash-4.1#lsbash: ls: command not found bash-4.1#exitexit #
このシェルでpwdなどの組込みのシェル・コマンドを実行することはできますが、バイナリおよび必要な共有ライブラリをchroot jailにコピーしないかぎり、他のコマンドは実行できません。
詳細は、chroot(1)マニュアル・ページを参照してください。

