このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

機械翻訳について

25.2.4.2 Multilevel Security (MLS)ポリシー

各レベルが異なるユーザー・アクセス・ルールを持つ複数レベルのプロセスに、アクセス制御を適用します。 特定レベルでプロセスを実行するための適切な権限を持っていない場合、ユーザーは情報にアクセスできません。 SELinuxでは、MLSはシステム・セキュリティにBell-LaPadula (BLP)モデルを実装します。このモデルでは、ファイル、プロセスおよびその他のシステム・オブジェクトにラベルを適用して、セキュリティ・レベル間の情報フローを制御します。標準的な実装では、セキュリティ・レベルのラベルの範囲はtop secretからsecretclassifiedおよび最もセキュリティの低いunclassifiedです。 たとえば、MLSでは、top secretとラベル付けされたファイルへの書込みは可能であるが、このファイルからの読取りは可能でない、secretとラベル付けされたプログラムを構成できます。 同様に、同じプログラムに対して、secretとラベル付けされたファイルからの読取りおよびファイルへの書込みを許可し、classifiedまたはunclassifiedファイルの読取りのみを許可することができます。 すなわち、プログラムを通過する情報を、セキュリティ・レベル階層の上方に流すことはできますが、下方に流すことはできません。

ノート

MLSポリシーを適用するには、selinux-policy-mlsパッケージをインストールする必要があります。