このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
/etc/sysconfig
ディレクトリには、システムの構成を制御するファイルが含まれています。 このディレクトリの内容は、システムにインストールしたパッケージによって異なります。
/etc/sysconfig
ディレクトリには、次のようなファイルが含まれます。
-
atd
atd
デーモンに対して追加のコマンドライン引数を指定します。-
authconfig
様々な認証メカニズムおよびオプションを使用するかどうかを指定します。 たとえば、エントリ
USEMKHOMEDIR=no
は、ユーザーが最初にログインしたときのユーザー用ホーム・ディレクトリの作成を無効にします。-
autofs
デバイスを自動的にマウントしたり、自動マウンタの操作を制御するためのカスタム・オプションを定義します。
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crond
ブート時に引数を
crond
デーモンに渡します。-
i18n
デフォルト言語、その他のサポートされる言語、およびデフォルトのシステム・フォントを定義します。
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init
ブート・プロセス中のシステムの表示方法と機能を制御します。
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ip6tables-config
iptables
サービスの開始時に、IPv6パケット・フィルタリング・サービスを設定するためにカーネルで使用する情報を格納します。-
ip6tables
IPv6のファイアウォール構成ルールを格納します。
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iptables-config
iptables
サービスの開始時に、IPv4パケット・フィルタリング・サービスを設定するためにカーネルで使用する情報を格納します。-
iptables
IPv4のファイアウォール構成ルールを格納します。
-
keyboard
キーボードを指定します。
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modules
(ディレクトリ) ブート時に追加モジュールをロードするためにカーネルで実行するスクリプトが含まれます。
modules
ディレクトリ内のスクリプトは、拡張子が.modules
で、実行可能権限755が必要です。 例として、uinput
モジュールをロードするbluez-uinput.modules
スクリプトを参照してください。 詳細は、第5.5項「ブート時にロードされるモジュールの指定」を参照してください。-
named
ブート時に引数を名前サービス・デーモンに渡します。
named
デーモンは、Berkeley Internet Name Domain (BIND)ディストリビューションに含まれるドメイン・ネーム・システム(DNS)サーバーです。 このサーバーは、ネットワーク上でホスト名をIPアドレスに関連付ける表を保持します。-
network
システムのホスト名、およびネットワーキングが構成されるかどうかを指定します。
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nfs
リモート・プロシージャ・コール(RPC)サービスがNFS v2およびv3で使用するポートを制御します。 このファイルを使用して、NFS v2およびv3のファイアウォール・ルールを設定できます。 NFS v4のファイアウォール構成では、このファイルを編集する必要はありません。
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ntpd
ブート時に引数をネットワーク・タイム・プロトコル(NTP)デーモンに渡します。
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samba
ブート時に引数を
smbd
、nmbd
およびwinbindd
デーモンに渡して、Windowsクライアントのファイル共有接続、NetBIOS-over-IPネーミング・サービス、およびドメイン・コントローラへの接続管理をサポートします。
詳細は、/usr/share/doc/initscripts*/sysconfig.txt
を参照してください。