このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

機械翻訳について

4.1 /etc/sysconfigファイルについて

/etc/sysconfigディレクトリには、システムの構成を制御するファイルが含まれています。 このディレクトリの内容は、システムにインストールしたパッケージによって異なります。

/etc/sysconfigディレクトリには、次のようなファイルが含まれます。

atd

atdデーモンに対して追加のコマンドライン引数を指定します。

authconfig

様々な認証メカニズムおよびオプションを使用するかどうかを指定します。 たとえば、エントリUSEMKHOMEDIR=noは、ユーザーが最初にログインしたときのユーザー用ホーム・ディレクトリの作成を無効にします。

autofs

デバイスを自動的にマウントしたり、自動マウンタの操作を制御するためのカスタム・オプションを定義します。

crond

ブート時に引数をcrondデーモンに渡します。

i18n

デフォルト言語、その他のサポートされる言語、およびデフォルトのシステム・フォントを定義します。

init

ブート・プロセス中のシステムの表示方法と機能を制御します。

ip6tables-config

iptablesサービスの開始時に、IPv6パケット・フィルタリング・サービスを設定するためにカーネルで使用する情報を格納します。

ip6tables

IPv6のファイアウォール構成ルールを格納します。

iptables-config

iptablesサービスの開始時に、IPv4パケット・フィルタリング・サービスを設定するためにカーネルで使用する情報を格納します。

iptables

IPv4のファイアウォール構成ルールを格納します。

keyboard

キーボードを指定します。

modules (ディレクトリ)

ブート時に追加モジュールをロードするためにカーネルで実行するスクリプトが含まれます。 modulesディレクトリ内のスクリプトは、拡張子が.modulesで、実行可能権限755が必要です。 例として、uinputモジュールをロードするbluez-uinput.modulesスクリプトを参照してください。 詳細は、第5.5項「ブート時にロードされるモジュールの指定」を参照してください。

named

ブート時に引数を名前サービス・デーモンに渡します。 namedデーモンは、Berkeley Internet Name Domain (BIND)ディストリビューションに含まれるドメイン・ネーム・システム(DNS)サーバーです。 このサーバーは、ネットワーク上でホスト名をIPアドレスに関連付ける表を保持します。

network

システムのホスト名、およびネットワーキングが構成されるかどうかを指定します。

nfs

リモート・プロシージャ・コール(RPC)サービスがNFS v2およびv3で使用するポートを制御します。 このファイルを使用して、NFS v2およびv3のファイアウォール・ルールを設定できます。 NFS v4のファイアウォール構成では、このファイルを編集する必要はありません。

ntpd

ブート時に引数をネットワーク・タイム・プロトコル(NTP)デーモンに渡します。

samba

ブート時に引数をsmbdnmbdおよびwinbinddデーモンに渡して、Windowsクライアントのファイル共有接続、NetBIOS-over-IPネーミング・サービス、およびドメイン・コントローラへの接続管理をサポートします。

詳細は、/usr/share/doc/initscripts*/sysconfig.txtを参照してください。