このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
仮想ローカル・エリア・ネットワーク(VLAN)は、同じ物理ネットワークにアタッチされているように通信できる、複数のマシンのグループで構成されます。 VLANを使用すると、LAN上のその実際の物理的な場所に関係なくシステムをグループ化できます。 タグ付けされていないデータ・フレームを使用するVLANでは、ネットワーク・スイッチのポートを同じ永続的なVLAN IDまたはPVID (デフォルトのVLANである1以外)に割り当てることによって、ブロードキャスト・ドメインを作成します。 このPVIDに割り当てたすべてのポートが1つのブロードキャスト・ドメインに存在します。 同じVLANのデバイス間のブロードキャストは、別のVLANの他のポートには、それらが同じスイッチ上に存在する場合でも認識されません。
ネットワーク・インタフェースまたは結合インタフェースに対するVLANデバイスを作成するには:
pvid
で識別されるPVIDを実装するポートに接続されているインタフェースのifcfg-
構成ファイルをコピーすることによって、interface
/etc/sysconfig/network-scripts
ディレクトリにifcfg-
というファイルを作成します。interface
.pvid
たとえば、スイッチ・ポートのPVIDが5で、それに接続されたインタフェースが
eth0
の場合は、ifcfg-eth0
ファイルをifcfg-eth0.5
にコピーします。#
cd /etc/sysconfig/network-scripts
#cp ifcfg-eth0 ifcfg-eth0.5
接続スイッチ・ポートのPVIDが10である結合インタフェース
bond0
の場合は、ifcfg-bond0
ファイルをifcfg-bond0.10
にコピーします。#
cd /etc/sysconfig/network-scripts
#cp ifcfg-bond0 ifcfg-bond0.10
ノート結合インタフェースのコンポーネント・インタフェースに対する仮想インタフェースを作成する必要はありません。 ただし、それらの接続先の各スイッチ・ポートにPVIDを設定する必要があります。
ifcfg-
ファイルを編集し、interface
.pvid
DEVICE
(および指定されている場合はNAME
)エントリを変更し、VLAN=yes
エントリを追加します。 たとえば、ifcfg-eth0.5
は次のようになります。DEVICE="eth0.5" NAME="System eth0.5" VLAN=yes IPADDR=192.168.1.101 NETMASK=255.255.255.0 BROADCAST=192.0.2.255 NM_CONTROLLED="yes" ONBOOT=yes USERCTL=no TYPE=Ethernet BOOTPROTO=none DEFROUTE=yes IPV4_FAILURE_FATAL=yes IPV6INIT=no PEERDNS=yes PEERROUTES=yes
および
ifcfg-bond0.10
は次のようになります。DEVICE="bond0.10" VLAN=yes IPADDR=192.168.1.121 NETMASK=255.255.255.0 NETWORK=192.168.1.0 BROADCAST=192.168.1.255 ONBOOT=yes BOOTPROTO=none USERCTL=no TYPE=Ethernet
変更内容をファイルに保存します。 元の
ifcfg-eth
ファイルは編集しないでください。N
ネットワークを再起動します。
#
service network restart
物理LANを使用する標準インタフェースである
eth0
またはbond0
に加えて、仮想LANにアクセスするタグ付けされていないフレームを使用できる、eth0.5
またはbond0.10
などのVLANデバイスが設定されました。VLANインタフェースの詳細情報を取得するには、
/proc/net/vlan
ディレクトリを表示します。