このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
scpコマンドを使用すると、ファイルまたはディレクトリをシステム間でコピーできます。scpは、接続を確立してファイルをコピーした後、接続を閉じます。
ローカル・ファイルをリモート・システムにアップロードするには:
$scp
[options
]local_file
[user
@]host
[:remote_file
]
たとえば、testfile
をhost04
のホーム・ディレクトリにコピーします。
$ scp testfile host04
testfile
を同じディレクトリにコピーしますが、その名前をnew_testfile
に変更します。
$ scp testfile host04:new_testfile
ファイルをリモート・システムからローカル・システムにダウンロードするには:
$scp
[options
] [user
@]host
[:remote_file
]local_file
-rオプションを使用すると、ディレクトリの内容を再帰的にコピーできます。 たとえば、ディレクトリのremdir
とその内容を、リモートのhost04
にあるホーム・ディレクトリからローカル・ホーム・ディレクトリにコピーします。
$ scp -r host04:~/remdir ~
sftpコマンドは、システム間でファイルを転送するftpのセキュアな代替法です。 scpとは異なり、sftpを使用すると、ファイルをコピーする前にリモート・サーバーにあるファイル・システムを参照できます。
SSHを介してリモート・システムへのFTP接続を開くには:
$sftp
[options
] [user
@]host
次に例を示します。
$sftp host04
Connecting to host04... guest@host04’s password:sftp>
password
sftp>
プロンプトに、sftpコマンドを入力します。 たとえば、put
を使用してnewfile
ファイルをローカル・システムからリモート・システムにアップロードし、ls
を使用してそのファイルをリストします。
sftp>put newfile
Uploading newfile to /home/guest/newfile foo 100% 1198 1.2KB/s 00:01 sftp>ls foo
foo
help
または?
と入力すると、使用可能なコマンドのリストが表示されます。 bye
、exit
またはquit
と入力して接続を閉じ、sftpを終了します。
詳細は、ssh(1)
およびsftp(1)
の各マニュアル・ページを参照してください。