このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

機械翻訳について

8.2.4.2 OSWbbの実行

OSWbbを起動するには、oswbbディレクトリからstartOSWbb.shスクリプトを実行します。

# ./startOSWbb.sh [frequency duration]

オプションの頻度および継続時間の引数では、OSWbbでデータを収集する秒単位の頻度と、OSWbbを実行する時間数を指定します。 デフォルト値は、30秒および48時間です。 次の例では、データを記録するOSWbbを60秒間隔で起動し、そのデータ記録を12時間継続します。

# ./startOSWbb.sh 60 12
...
Testing for discovery of OS Utilities...
VMSTAT found on your system.
IOSTAT found on your system.
MPSTAT found on your system.
IFCONFIG found on your system.
NETSTAT found on your system.
TOP found on your system.

Testing for discovery of OS CPU COUNT
oswbb is looking for the CPU COUNT on your system
CPU COUNT will be used by oswbba to automatically look for cpu problems

CPU COUNT found on your system.
CPU COUNT = 4

Discovery completed.

Starting OSWatcher Black Box v7.3.0  on date and time
With SnapshotInterval = 60
With ArchiveInterval = 12
...
Data is stored in directory: OSWbba_archive

Starting Data Collection...

oswbb heartbeat: date and time
oswbb heartbeat: date and time + 60 seconds
...

この例では、OSWbba_archiveは、OSWbbログ・ファイルを含むアーカイブ・ディレクトリのパスです。

OSWbbを途中で停止するには、oswbbディレクトリからstopOSWbb.shスクリプトを実行します。

# ./stopOSWbb.sh

OSWbbは、oswbb/archiveディレクトリ以下の次のディレクトリにデータを収集します。

ディレクトリ

説明

oswiostat

iostatユーティリティからの出力が含まれます。

oswmeminfo

/proc/meminfoの内容のリストが含まれます。

oswmpstat

mpstatユーティリティからの出力が含まれます。

oswnetstat

netstatユーティリティからの出力が含まれます。

oswprvtnet

RACのプライベート・ネットワーク・トレースを有効にしている場合、プライベート・ネットワークのステータスに関する情報が含まれます。

oswps

psユーティリティからの出力が含まれます。

oswslabinfo

/proc/slabinfoの内容のリストが含まれます。

oswtop

topユーティリティからの出力が含まれます。

oswvmstat

vmstatユーティリティからの出力が含まれます。

OSWbbは、データをsystem_name_utility_name_timestamp.datというアーカイブ・ファイルに1時間ごとに保存します。 ファイルの各エントリの先頭にはタイムスタンプが付けられます。