このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
システムでntpdサービスを構成するには:
ntpパッケージをインストールします。#
yum install ntp/etc/ntp.confを編集して、ntpdの構成を設定します。ノートデフォルトの構成では、システムが同期可能な公開NTPサーバーにネットワーク・アクセスできることを前提としています。 内部ネットワークのファイアウォール・ルールによっては、これらのサーバーへはアクセスできないかわりに、ローカルNTPサーバーへのアクセスが許可されている場合があります。
次の例では、3つのNTPサーバーにアクセス可能なシステムのNTP構成例を示します。
server
NTP_server_1serverNTP_server_2serverNTP_server_3server 127.127.1.0 fudge 127.127.1.0 stratum 10 driftfile /var/lib/ntp/drift restrict default nomodify notrap nopeer noqueryserverおよびfudgeエントリで127.127.1.0を指定すると、ntpdはリモートのNTPサーバーが利用できない場合にローカルのシステム・クロックを使用します。restrictエントリでは、ローカルNTPサービスとの時間同期のみをリモート・システムに許可します。ntpdの構成の詳細は、http://doc.ntp.org/4.2.6p5/manyopt.htmlを参照してください。driftファイルを作成します。
#
touch /var/lib/ntp/driftローカルNTPサービスへのリモート・アクセスが必要な場合は、次のようにシステム・ファイアウォールを構成し、UDPポート123上でNTPサービスへのアクセスを許可します。
#
iptables -I INPUT -p udp -m udp --dport 123 -j ACCEPT#service iptables saventpdサービスを開始し、システムの再起動後に開始するように構成します。#
service ntpd start#chkconfig ntpd on
次のようにntpqコマンドとntpstatコマンドを使用して、ntpdの操作に関する情報を表示できます。
#ntpq -premote refid st t when poll reach delay offset jitter ============================================================================== *ns1.proserve.nl 193.67.79.202 2 u 21 64 377 31.420 10.742 3.689 -pomaz.hu 84.2.46.19 3 u 22 64 377 59.133 13.719 5.958 +server.104media 193.67.79.202 2 u 24 64 377 32.110 13.436 5.222 +public-timehost 193.11.166.20 2 u 28 64 377 57.214 9.304 6.311 #ntpstatsynchronised to NTP server (80.84.224.85) at stratum 3 time correct to within 76 ms polling server every 64
詳細は、ntpd(8)、ntpd.conf(5)、ntpq(8)およびntpstat(8)の各マニュアル・ページとhttp://doc.ntp.org/4.2.6p5/を参照してください。

