このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
mountの動作を変更するには、-oフラグの後にカンマ区切りのオプションのリストを使用するか、/etc/fstabファイルにオプションを指定します。 次に、使用可能ないくつかのオプションを示します。
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auto mount -aコマンドを使用することで、ファイル・システムの自動マウントを許可します。
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exec ファイル・システムに配置されたバイナリ・ファイルの実行を許可します。
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loop ループ・デバイス(
/dev/loop*)を使用して、ファイル・システム・イメージが格納されたファイルをマウントします。 第19.5項「ファイル・システムのイメージを含むファイルのマウント」、第19.6項「ファイルでのファイル・システムの作成」およびlosetup(8)マニュアル・ページを参照してください。ノート使用可能なループ・デバイス数のデフォルトは8です。 カーネル・ブート・パラメータ
max_loop=を使用して、最大255のデバイスを構成できます。 別の方法としては、次のエントリをN/etc/modprobe.confに追加します。options loop max_loop=
NNは、必要なループ・デバイスの数(0から255)で、システムを再起動します。-
noauto mount -aを使用したファイル・システムの自動マウントを禁止します。
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noexec ファイル・システムに配置されたバイナリ・ファイルの実行を禁止します。
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nouser root以外のユーザーによるファイル・システムのマウントまたはアンマウントを禁止します。-
remount ファイル・システムがすでにマウント済の場合に再マウントします。 多くの場合、このオプションを
roやrwなどの別のオプションと組み合せて、マウント済のファイル・システムの動作を変更します。-
ro ファイル・システムを読取り専用でマウントします。
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rw ファイル・システムを読取り/書込み用でマウントします。
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user 任意のユーザーによるファイル・システムのマウントまたはアンマウントを許可します。
次の例は、/dev/sdd1を読取り専用アクセスおよびファイル・システムのマウントまたはアンマウントが許可されたルートのみで/testにマウントします。
# mount -o nouser,ro /dev/sdd1 /test
ループ・ドライブを使用して読取り専用アクセスでISOイメージ・ファイルを/mount/cdromにマウントします。
# mount -o ro,loop ./OracleLinux-R6-U1-Server-x86_64-dvd.iso /media/cdrom
/testファイル・システムを読取り/書込みアクセスで再マウントしますが、ファイル・システムに配置されたバイナリ・ファイルの実行は許可しません。
# mount -o remount,rw,noexec /test
