このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
BINDを使用して、次のような様々なタイプのネーム・サーバーを構成できます。
- マスター・ネーム・サーバー
1つ以上のドメインに対して承認を得るため、プライマリ(マスター)ネーム・サーバーは、そのゾーン・データを複数のデータベース・ファイル内に保持し、この情報をゾーン内にも構成されているバックアップ(スレーブ)ネーム・サーバーに定期的に転送できます。 組織では、ゾーンに対して2つのマスター・ネーム・サーバーを保持できます。1つは、公式にアクセスできるホストおよびサービスのゾーンについて制限付きで情報が用意されているファイアウォール外部のマスターであり、もう1つは、内部のホストおよびサービスの詳細を保持するファイアウォール内部の非表示またはステルスのマスターです。
- スレーブ・ネーム・サーバー
プライマリ・ネーム・サーバーへのバックアップとして機能するバックアップ(スレーブ)ネーム・サーバーは、ゾーン・データのコピーを保持し、プライマリ・サーバー・コピーから定期的にリフレッシュします。
- スタブ・ネーム・サーバー
ゾーンのプライマリ・ネーム・サーバーは、子ゾーンのプライマリ・ネーム・サーバーとバックアップ・ネーム・サーバーに関する情報を保持するスタブ・ネーム・サーバーとしても構成できます。
- キャッシュ専用ネーム・サーバー
クライアントのかわりに問合せを実行し、結果をクライアントに返した後でレスポンスをキャッシュに保存します。 ドメインに対してオーソリタティブではなく、記録する情報は、キャッシュした問合せの結果に限定されます。
- 転送ネーム・サーバー
すべての問合せを別のネーム・サーバーに転送し、結果をキャッシュします。これにより、ローカル処理、外部アクセスおよびネットワーク・トラフィックが減少します。
実際には、複雑な構成のネーム・サーバーは、これらの複数のタイプの組合せになります。