このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

機械翻訳について

23.5 NIS認証について

NISでは、ユーザー名、パスワード、ホスト名などの管理情報を集中管理サーバーに格納します。 ネットワーク上のクライアント・システムはこの共通データにアクセスできます。 この構成により、様々なパスワードを覚えていなくてもマシン間を移動したり、マシン間でデータをコピーできます。 管理情報を一元的に格納し、ネットワーク接続システムからこれらの情報にアクセスする方法を提供することで、データの整合性も確保できます。 NISにより、各システムで/etc/passwdなどの管理ファイルを保持するオーバーヘッドも削減されます。

NISシステムのネットワークはNISドメインです。 ドメイン内の各システムには、DNSドメイン名とは異なる、同じNISドメイン名が付けられます。 DNSドメインは、インターネット全体でシステムのグループを参照するために使用されます。NISドメインは、NISサーバー上のファイルを使用するシステムを識別するために使用されます。 NISドメインは1つのマスター(またはプライマリ)サーバーを持つ必要がありますが、複数のセカンダリ(スレーブ)サーバーを持つことができます。