このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
リリースv4.0.0からは、OSWbbアナライザ(OSWbba)を使用して、システムの速度低下やハングなどのパフォーマンス問題に関する情報を提供し、iostat、netstatおよびvmstatから収集したデータをグラフ化できます。 OSWbbaでは、システムにJavaバージョン1.4.2以上がインストールされている必要があります。 yumを使用してJavaをインストールするか、http://www.java.comからLinux用のJava RPMをダウンロードできます。
次のコマンドを使用して、oswbb
ディレクトリからOSWbbaを実行します。
# java -jar oswbba.jar -i OSWbba_archive
この例では、OSWbba_archive
は、OSWbbログ・ファイルを含むアーカイブ・ディレクトリのパスです。
OSWbbaを使用すると、次のタイプのパフォーマンス・グラフを表示できます。
プロセスの実行キュー、待機キューおよびブロック・キュー。
システム、ユーザーおよびアイドル・モードでの実行に費やしたCPU時間。
コンテキストの切替えおよび割込み。
空きメモリーおよび使用可能なスワップ。
1秒当たりの読取り、1秒当たりの書込み、I/Oリクエストに対するサービス時間、および指定したブロック・デバイスに対する帯域幅の使用量の割合。
OSWbbaを使用すると、分析をレポート・ファイルに保存することもでき、この中で、システムの速度低下、実行キューの長さにおけるスパイク、またはメモリー不足の実例をレポートし、考えられる原因を示して、パフォーマンスの改善方法を提案できます。
# java -jar oswbba.jar -i OSWbba_archive
-A
OSWbbおよびOSWbbaの詳細は、OSWatcher Black Boxユーザー・ガイド (記事ID 301137.1)およびOSWatcher Black Box Analyzerユーザー・ガイド (記事ID 461053.1) (https://support.oracle.com)から入手可能)を参照してください。