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マニュアルページ セク ション 1: ユー ザーコマンド

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更新: 2016年12月6日
 
 

comm(1)

名前

comm - 2 つのファイルに共通な行または共通でない行の表示

形式

/usr/bin/comm [-options] file1 file2

説明

comm は、現在のロケールの照合順序に従ってソートされているはずの 2 つのファイル file1file2 を読み込み、出力として 3 つのテキスト列を生成します。

1

file1 の行のみ。

2

file2 の行のみ。

3

両方のファイルの行。

いずれかのファイルの行が現在のロケールの照合順序に従ってソートされていない場合、結果は不確定です。

file1 または file2- の場合、comm は標準入力を使用します。開始位置は現在の位置です。

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–1

file1 だけに存在している行の出力を抑制します。

–2

file2 だけに存在している行の出力を抑制します。

–3

file1file2 の両方に存在している行の出力を抑制します。

オペランド

次のオペランドがサポートされています。

file1

比較する 1 つ目のファイルのパス名。file1 として - を指定すると、標準入力とみなされます。

file2

比較する 2 つ目のファイルのパス名。file2 として - を指定すると、標準入力とみなされます。

使用法

ファイルが 2G バイト (231 バイト) 以上ある場合の comm の動作については、largefile(5) を参照してください。

使用例 1 ファイルによって指定された、ユーティリティーのリストを出力する

file1file2file3 の 3 つのファイルに、ユーティリティーのリストが正しくソートされて書かれている場合、

example% comm -23 file1 file2 | comm -23 - file3 

のコマンドは、file1 だけに含まれているユーティリティーだけを出力します。次のエントリを見てください。

example% comm -12 file1 file2 | comm -12 - file3

このエントリは、3 つのファイルすべてに含まれているユーティリティーを出力します。また、次のエントリを見てください。

example% comm -12 file2 file3 | comm -23 -file1

このエントリは、file2file3 には含まれているが file1 には含まれていないユーティリティーを出力します。

環境変数

comm の実行に影響を与える次の環境変数についての詳細は、environ(5) を参照してください。LANG、LC_ALL 、LC_COLLATE、LC_CTYPE、LC_MESSAGES、および NLSPATH。

終了ステータス

次の終了ステータスが返されます。

0

入力ファイルはすべて、(指定されたとおりに) 正常に出力されました。

>0

エラーが発生した。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/core-os
CSI
有効
インタフェースの安定性
確実
標準
standards(5) を参照してください。

関連項目

cmp(1), diff(1), , sort(1), uniq(1), attributes(5), environ(5), largefile(5), standards(5)