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マニュアルページ セク ション 1: ユー ザーコマンド

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更新: 2016年12月6日
 
 

plimit(1)

名前

plimit - 実行中のプロセスのリソース制限の取得または設定

形式

plimit [-km] pid...
plimit {-cdfnstv} soft,hard... pid...

説明

cdfnstv オプションが 1 つ以上指定された場合、plimit は、プロセス ID リスト pid によって識別されるプロセスの指定されたリソースのソフト (現在値) 制限およびハード (最大値) 制限を設定します。それ以外の場合、plimit は、プロセス ID リスト pid によって識別されるプロセスのリソース制限を報告します。

プロセスのリソース制限を取得または設定できるのは、プロセスの所有者またはスーパーユーザーのみです。強い制限値を増やすことができるのは、スーパーユーザーのみです。

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–k

ファイルサイズを 512 バイトブロックではなくキロバイト (1024 バイト) で出力に表示します。

–m

ファイルサイズとメモリーサイズをメガバイト (1024*1024 バイト) で出力に表示します。

残りのオプションは、指定されたリソース制限を変更するために使用します。これらは次の形式の引数を受け入れます。

soft,hard

ここで、soft は弱い (現在値) 制限、hard は強い (最大値) 制限を指定します。強い制限を指定しない場合は、コンマを省略できます。弱い制限が空の文字列である場合は、強い制限のみが設定されます。各制限は、リテラル文字列 unlimited または数値で、次の単位を付加して指定することもできます。

nk

n キロバイト

nm

n メガバイト (CPU 時間の場合は、分)

nh

n 時間 (CPU 時間の場合のみ)

mm:ss

分と秒 (CPU 時間の場合のみ)

弱い制限は強い制限を超えることができません。

–c soft,hard

コアファイルサイズの制限を設定します (デフォルトの単位は 512 バイトブロック)。

–d soft,hard

データセグメント (ヒープ) サイズの制限を設定します (デフォルトの単位はキロバイト)。

–f soft,hard

ファイルサイズの制限を設定します (デフォルトの単位は 512 バイトブロック)。

–n soft,hard

ファイル記述子の制限を設定します (デフォルトの単位はありません)。

–s soft,hard

スタックセグメントのサイズの制限を設定します (デフォルトの単位はキロバイト)。

–t soft,hard

CPU 時間の制限を設定します (デフォルトの単位は秒)。

–v soft,hard

仮想メモリーサイズの制限を設定します (デフォルトの単位はキロバイト)。

オペランド

次のオペランドがサポートされています。

pid

プロセス ID リスト。

終了ステータス

plimit は、成功した場合はゼロ、失敗した場合 (該当するプロセスがない、アクセス権が拒否された、オプションが無効など) はゼロ以外の終了値を返します。

ファイル

/proc/pid/*

プロセス情報および制御ファイル

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/core-os

関連項目

ulimit(1), proc(1), getrlimit(2), setrlimit(2), proc(4), attributes(5),