kdestroy - Kerberos チケットの破棄
/usr/bin/kdestroy [-q] [-c cache_name]
kdestroy ユーティリティーは、ユーザーのアクティブな Kerberos 承認チケットを含む指定された資格キャッシュに 0 を書き込むことによって、それらのチケットを破棄します。資格キャッシュが指定されていない場合は、デフォルトの資格キャッシュが破棄されます。資格キャッシュが存在しない場合、kdestroy は、その影響に対するメッセージを表示します。
キャッシュを上書きしたあと、kdestroy はシステムからキャッシュを削除します。このユーティリティーは、操作の成功または失敗を示すメッセージを表示します。キャッシュを破棄できない場合、kdestroy は、端末のビープ音を鳴らすことによってユーザーに警告します。
必要に応じて、ログアウトしたらチケットが自動的に破棄されるように kdestroy コマンドを .logout ファイル内に配置できます。
サポートしているオプションは、次のとおりです。
cache_name は、資格 (チケット) のキャッシュ名および場所として使用します。このオプションが使用されていない場合は、デフォルトのキャッシュ名および場所が使用されます。
何も出力せずに実行されます。kdestroy がチケットの破棄に失敗した場合、端末のビープ音は鳴りません。
kdestroy は、次の環境変数を使用します。
資格 (チケット) のキャッシュの場所。構文および詳細については、krb5envvar(5) を参照してください。
デフォルトの資格キャッシュ (uid は、ユーザーの 10 進数の UID です)。
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
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kinit(1), klist(1), attributes(5), kerberos(5), krb5envvar(5)
指定された資格キャッシュ内のチケットのみが破棄されます。ルートインスタンスとパスワード変更のチケットを保持するために、個別のチケットキャッシュが使用されます。これらのファイルも、おそらく破棄するべきです。または、ユーザーのチケットをすべて 1 つの資格キャッシュ内に保持するべきです。