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マニュアルページ セク ション 1: ユー ザーコマンド

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更新: 2016年12月6日
 
 

sleep(1)

名前

sleep - 実行の一定期間保留

形式

/usr/bin/sleep interval[d|h|m|s]...

説明

sleep は、少なくとも seconds で指定された秒数の間、または SIGALRM シグナルを受信するまで実行を中断します。seconds オペランドは浮動小数点数として指定できますが、通常、実際の精度はその基盤となるシステムによって異なります。

オペランド

interval

実行を中断する時間を指定する浮動小数点数。浮動小数点数は、C99/XPG6 で必要なすべての形式 (Infinfinite などの定数を含む) で指定できます。4 つの接尾辞のうち 1 つをオプションで指定できます。これは、指定した数が、日 (d)、時 (h)、分 (m)、または秒 (s) であることを示します。接尾辞を指定しない場合、間隔は秒とみなされます。複数の間隔が指定された場合、それらは合計されます。個々の間隔は負にできますが、合計はゼロ以上である必要があります。

使用例 1 コマンドの実行の中断

次の例では、特定の時間が経過したあとにコマンドを実行します。

example% (sleep 105; command)&
使用例 2 時間ごとのコマンドの実行

次の例では、ある時間ごとにコマンドを実行します。

example% while true
do
        command
        sleep 37
done
使用例 3 コマンドの実行を永久に中断

次の例では、永久に、またはSIGALRM シグナルが受信されるまで、コマンドの実行を中断します。

example% sleep Inf
使用例 4 コマンドの実行を、0.5 秒間中断する

代わりに浮動小数点値 "0.5" を使用して、コマンドの実行を 0.5 秒間中断する

example% printf "%a\n" 0.5
0x1.0000000000000000000000000000p-01
example% sleep 0x1.0000000000000000000000000000p-01
使用例 5 実行を 23 時間中断する

次の例では、文字接尾辞を使用して、実行を 23 時間中断します。

example% sleep 1d -1h

環境変数

sleep の実行に影響を与える次の環境変数についての詳細は、environ(5) を参照してください。LANG、LC_ALL、LC_CTYPE、LC_MESSAGES、および NLSPATH。

終了ステータス

次の終了ステータスが返されます。

0

time で示す秒数以上のあいだ実行を中断することに成功した、または SIGALRM シグナルを受信した (「注意事項」を参照)。

>0

エラーが発生しました。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/core-os
インタフェースの安定性
確実
標準
standards(5) を参照してください。

関連項目

wait(1), alarm(2), sleep(3C), attributes(5), environ(5), standards(5)

SIGALRM シグナルを受信すると、sleep ユーティリティーは次の動作のうちどちらかを行います。

  • 終了ステータス 0 で正常終了します。

  • 事実上、 シグナルを無視します。

その他のシグナルを受信した場合には、sleep ユーティリティーは標準のアクションを行います。