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マニュアルページ セク ション 1: ユー ザーコマンド

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更新: 2016年12月6日
 
 

isainfo(1)

名前

isainfo - 命令セットアーキテクチャーの記述

形式

isainfo [ [-v] [-b | -n | -k] | [-x]]

説明

isainfo ユーティリティーは、現在実行中のシステムでサポートされる命令セットアーキテクチャーのさまざまな属性を識別するために使用されます。このコマンドが回答可能な質問には、64 ビットアプリケーションがサポートされているかどうか、実行中のカーネルで使用するデバイスドライバが 32 ビットか 64 ビットか、などが含まれます。

オプションを設定せずに isainfo を呼び出した場合、現バージョンのオペレーティングシステムでサポートされているアプリケーションのネイティブ命令セットの名前が表示されます。それらは、isalist(1) によって返されるリストのサブセットです。サブセットは、現在実行中のシステムでサポートされている基本アプリケーション環境に対応しています。

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–b

ネイティブ命令セットのアドレス空間のビット数を表示します。

–k

オペレーティングシステムのカーネルコンポーネント (デバイスドライバや STREAMS モジュールなど) で使用される命令セットの名前を表示します。

–n

オペレーティングシステムの現在のバージョンでサポートされる、移植性のあるアプリケーションで使用されるネイティブ命令セットの名前を表示します。

–v

–b–k、または –n オプションともに使用した場合、より詳細な情報を表示します。

–x

プラットフォームでサポートされている、ネイティブ ABI に対する命令拡張を表示します。

使用例 1 32 ビット x86 プラットフォーム上での isainfo の呼び出し

次の例では、32 ビット x86 プラットフォーム上で isainfo を呼び出します。


example% isainfo -v
32-bit i386 applications

example% isainfo -k
i386
使用例 2 64 ビット SPARC プロセッサ上で 64 ビットオペレーティングシステムを実行しているシステムでの isainfo の呼び出し

次の例では、64 ビット SPARC プロセッサ上で 64 ビットオペレーティングシステムを実行しているシステムで isainfo を呼び出します。


example% isainfo
sparcv9 sparc
example% isainfo -n
sparcv9
example% isainfo -v
64-bit sparcv9 applications
32-bit sparc applications
example% isainfo -vk
64-bit sparcv9 kernel modules
使用例 3 AMD Opteron CPU 上での isainfo –x の呼び出し

次の例では、AMD Opteron CPU 上で –x オプションを指定して isainfo を呼び出します。


example% isainfo -x
i386: fpu tsc cx8 sep cmov mmx ammx a3dnow a3dnowx fxsr sse sse2 pause

終了ステータス

0 以外

オプションが正しく指定されていないか、実行中のシステムの属性をコマンドが認識できません。エラーメッセージが標準エラー出力に出力されます。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/core-os

関連項目

isalist(1), uname(1), psrinfo(1M), getisax(2), sysinfo(2), attributes(5), isalist(5)